[雑感]個別株式で日常経験する暴落

雑談

株式市場の温度感は、報道で用いられる日経平均やNYダウ、S&P500、TOPIXなどの指数で体感するのが一般的です。指数であれば短期間での何十%の下落はそうお目にかかれませんが、個別株式であれば頻度高くお目にかかれます。

全世界株式の現状

オルカンのETF版2559の値動きです。米国の関税政策というわかりやすい事象がきっかけとなっているため、センセーショナルに報道されていますが、5年単位でみるとまだとても暴落と言える状況ではありません。短期間の為替レート変動で円ベースであれば下落幅が増幅されてもとりたてて気になる水準ではありません。

ブログ主の新NISAでの2024年1月以降の全世界株インデックス積立投資分も久々に評価損益マイナスになりましたが、全くの平常運転。皆さん条件はほぼ同じと思います。

米国個別株(エスティーローダー)

ところが個別株は、市場全体の騰落とはリンクせず、凄まじい動きを繰り返すことがままあります。

以下は、ブログ主保有中の米国個別株エスティーローダー(EL)の直近の値動きと評価損益です。当社は、化粧品などの世界大手企業でS&P500構成銘柄です。

これまでブログ主が保有した株式の中で最大の下落率を独走しています。

2022年初頭に直近高値から-25%ほどの急落のタイミングで1株$296ほどで購入。このときは押し目買いだ!安く買えた!だったのですが・・・・。下落基調の中1年後の2023年から、さらに急落して、現在はドルベースで1株$53でしかなく、評価損-78.2%世界大恐慌も真っ青の超絶下落中で大損失を被っています。ほぼ倒産に近い溶気持ちいい溶けっぷり・・・・・・。

これ集中投資していたら、資産の大半を失い人生終了の大惨事です。しかし、個別株はこういうことを想定してごく一部にとどめていて、かつ個別株の中でも分散投資しているので致命傷には至っていません。長期保有前提なのでこういう時期もあると割り切って継続保有しています。

投資が下手なのですが、長期で見ると購入までは順調に成長してたんですよね・・・・・。米国株なのでS&P500同様に基本的に右肩上がりを前提にしていたのですが、ナイアガラフォールでした。

ちなみに、化粧品関係、国内大手の資生堂(4911)や大谷選手のデコルテポーズで注目されているコーセー(4922)なども結構似たような動きをしています。

上場企業の中では、市場全体の騰落とは関係なく、常時こんなことが起こっているわけですから、やはり個別株投資はリスク高いです。一方、これらをすべて包含するインデックスは、ちょうど今のように世の中で暴落と騒がれていても、比較的に穏やかに見えてしまいます。

世界経済全体が動揺しても、これだけしか下がらないのは、逆に凄いとも言えます。

決めつけない

今のように相場が急変すると、暴落が来るから今すぐ売却すべきとか、逆に押し目買いのチャンスなとど、様々な言説が飛び交います。

繰り返し言われることですが、過去の株価推移はバックミラーでしかなく、将来を全く約束しません。歴史は繰り返さないが、韻を踏むともいわれますが、株式投資において役立てる術はありません。

昨年8月頃のように急落・急回復するかもしれませんし、ブログ主保有の個別株のように数十%下落の後小休止して、さらなる下落に遭遇するか誰にもわかりません。

そういうものとして自らルールを決めてお付き合いする他ありません。ブログ主は晴れの日も雨の日も市場にとどまり続けること、晴れの日は日陰でお休み、雨の日は種まきを検討をルールにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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