本日は、語呂合わせで2.13・NISAの日です。日経平均株価は、タイミングよく、前日比+2.89% 1,000円超の値上げです。37,963円なんぞ見たことがない世界で、つい浮足立ってしまいがちですが、こんな時こそ、足元の確認です。
6ヶ月間の変化
ちょうど半年前に、確認したBigMac指数や購買力平価にみる為替水準の6ヶ月間の変化を確認します。
過去記事:2023年8月14日
最新のBigMac指数
BigMac指数での円のドルの過小評価の割合は、半年間でさらに拡大しています。
23年7月:-43.2%
24年1月:-46.5%
国別で見ても、最下位層を占めています。
購買力平価(PPP)の推移
こちらも、24年1月の時点で、BigMac指数で見た相場同様に、実勢相場が各購買力平価を大幅に上回る状態が続いています。これだけで何らかの法則性を導いたり、将来予想は困難ですが、1980年代は、輸出物価での平価が企業物価と同一になった途端に、実勢価格の円安傾向が急激に調整されています。
当時は、プラザ合意という当局の協調介入と、円高不況の懸念から低金利政策を取り、バブル絶頂と急速な崩壊へと至っています。今の0金利政策と似ていますが、果たしてどうなるか。
外部リンク:ヤフーニュース 2030~31年に向け、ドル円相場は「60円台」へ?…外国人投資家による“死に物狂い”の円買いの後に〈やってくる流れ〉とは【相場のプロが解説】
こんなことを主張される方もいらっしゃいます。
株価のバブル後最高値更新の裏で、日本は、引続き特異な立ち位置にあることは変化していません。
全世界株式インデックス投資
世界の株価・為替の影響を受けます。2月12日は、NYダウが史上最高値更新、円安も相まって、全世界株インデックス投資に何ら不安のない状態が続いています。しかし、株高・円安が、株安・円高に転じると、逆回転が生じます。
将来は誰もわかりません。長期的に資産拡大すれば嬉しいだけでほっとけばいいですが、短期的な変動に動揺して退場しないよう、調子がいいときこそ心の準備が必要と思います。
余談ですが、個別株投資では、日経平均株価がこんなに調子いい日でも、大暴落が発生します。ブログ主も、1銘柄の暴落で日本個別株式クラスだけみると、対前日比1%のマイナスとなってしまいました。個別株は相当分散しているので全体のダメージは小さいものの、こんな日に1日で-10%超は寂しいです。
何が起こるかは神のみぞ知る世界ゆえ、目先の株価の上下に一喜一憂せず、市場に居続けましょう。日経平均がバブル高値超えてくれれば、一区切り付きそうで期待しています。景気は気からと言いますし。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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