ブログ主は人見知りかつ手続き関係が苦手なため、会社で完結する任意継続を選択しましたがベストな選択でなかったかもしれません。
健康保険の切替
難易度 ★★★☆☆ 普通
概要
国民皆保険制度のため、会社員の場合退職後は、以下の4パターンから選択することとなります。
A.国民健康保険に加入する
B.再就職先の健康保険に加入する
C.現在の所属先の健康保険を任意継続する(2年間限度)
D.家族の扶養になる
判断すべきことと手続き
退職後の予想できない就労状況と家族
扶養してもらう家族がいない、退職時は再就職先未定の場合、AかCが選択肢です。Cは退職時の給与に基づき算出されるため2年間保険料が高いものの、家族も被保険者とできるメリットあり。Aは、再就職の予定がない場合概ね2年以降保険料が安くなる可能性が高いが、家族一人ずつつ加入の必要ありのため、扶養家族数や再就職の見込みの有無・時期により各自選択する必要ありというものです。
Cの任意継続保険料は、勤務先に確認したり、給与明細からおおよその額は予想できます。Aについては、前年度所得や家族人数を入力すれば、およその年間保険料負担が確認できるエクセルファイルが提供されている自治体もあります。
具体的な手続き
国民健康保険に加入する場合、居住する自治体の窓口へ退職がわかる書類を持参することが原則ですが、自治体によっては郵送受付も可能のようです。保険料は、12ヶ月分を6月から翌3月まで10ヶ月に割り振って納付書で支払いとなります。自治体によって口座振替やクレジットカード納付も可能で、全国一律ではありません。
ブログ主の任意継続のケースでは、退職前に会社へ申告し、退職時に保険料と振込額が記載されたた紙を渡されました。必ず退職日より後と厳命されていたため、退職翌月に銀行振込で指定額を振込むと保険証が郵送されてきました。翌年度は、銀行振込指定の請求書が案内されましたが、選択の余地なく1年一括銀行振込で前納でした。
調べてみると、協会けんぽなどでは、口座振替や前納も選択できる記載がありました。所属の社会保険によって異なる模様です。
厳密に比較するならクレジットカード納付の有無・手数料、カードのポイントも比較せねばならず以外に奥が深いです。
ブログ主はどうしたか
冒頭でも書きましたが、ブログ主は人見知りかつ手続き関係が苦手なため、健康保険のために役所に手続きや相談しに行くことに抵抗がありました。国民健康保険のおよその年間保険料負担が確認できるエクセルファイルが提供されているなど、退職後に知りました。さらに、持病があり病院へかかれない空白期間も避けたかったことから、比較することなく手続きが簡単そうな任意継続を選択しました。
今冷静に計算してみると、独身一人暮らしなら、退職翌年収入が多くなければ、国民健康保険の方が若干有利でした。余裕を持ってメリットデメリットを検討しておくことをおすすめします。
余談ですが、退職してあらためて思いましたが、独身会社員は厳しいです。健康保険では、独身者は他の従業員の家族の治療費を負担していることとなりますし、国民年金では、第三号被保険者の保険料も間接的に負担していることとなります。配偶者控除も受けられません。少子高齢化の原因を作っているので仕方ないのですが。ただ、多様な生き方を尊重する視点からは、扶養や第三号被保険者は廃止して、完全に個人単位の制度に作り直したほうがいいのではないかと思います。その方が扶養から外れるから働き方を抑えるなど必要なくなりますし、男女関係なく活躍できる社会の制度としてふさわしいと思います。
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