昨年度末に5万円台を維持し、年間で1万円超上昇した日経平均株価。年末の振り返りを作成していて、S&P500や全世界株式含めて怖くなるほどの普通ではありえない好調さを感じて、本当にこんなにパフォーマンスがいいのか客観的な立ち位置を確認しておきたくなり確認します。
日経平均ドルベースと比較
ということで、まず、5年の期間で、i シェアーズMSCI Japan ETF(EWJ)、日経平均、TOPIX及びドル円相場を比較してみます。時価加重平均型と株価平均型が混在し対象指数の統一性がありませんが、ざっくりと為替と日本市場全体の値動き確認のためとご容赦ください。

日経平均特有の株価平均の影響かと思えば、TOPIXもほぼ同じゆえ、単純に為替相場の変動の影響と推測されます。
円建て指数のスケールがおかしいようにみえるものの、それを差しひいてもドルベースのEWJと、円貨である日経平均、TOPIXが、全く別物のようにみえます。投資対象はほぼ同じ故、表示通貨だけでこれほど違って見えるのは驚きでしかありません。
日経平均とS&P500と自国通貨ベース比較

これもすごいです。直近5年に限ってのそれぞれの自国通貨建てでは天下のS&P500と同等の上昇を実現しています。ちょっと出来過ぎでは。
S&P500 円ベースとドルベースの比較
最後についでに東証上場のMAXIS米国株(S&P500)ETF(2558)を用いて、円ベースでS&P500に投資した場合とドルベースの本家指数を比較してみます。

こちらも、投資対象が同じとは思えない乖離ぶりです。
所感
こうしてみると、日経平均の好調さも、日本円からS&P500に投資した際のリターンも、直近5年に限っては、円安によってブーストされていることが明らかに見て取れます。バグと言うか歪というか普通ではありえないように見えます。
国境を超えて自由にマネーが動く自由市場で、同じ市場に投資して、日本円で生活する日本人だけが相対的に大きな利益を得続けることは不可能であり、結構な物価上昇なのか円高修正かなのかはわかりませんが、こような環境が状態化するとは思えず、やはり、どこかしらでの調整は覚悟しておいた方が精神衛生上無難です。
とはいえ、いつ何がどうなるかは予想不可能ゆえ、結局、普段通り分散投資を継続維持する他ないのですが・・・・・・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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