最近目に留まった運用関連の話題について思ったことを書き留めておきます。結局様々な制度が複雑すぎるゆえに無駄なコストが発生し続けているのではないかと思いました。
毎月分配型オルカンの必要性
結論
外部リンク:アゴラ 「オルカンの毎月分配型」にはきっと強いニーズがある
かつてマネックス証券にかかわられ、インデックス投資界隈で積極的に情報発信されて、その後ダークサイドに堕ちたとも揶揄されたかの内藤氏のコラムです。
ブログ主個人としては、ニーズに応じることが必ずしも正義ではないし、毎月分配に要するコストによる経費率の上昇を受け入れてまで販売する・購入するいずれも必要性は感じません。
まずもって既に存在する2559などの東証上場ETFや四半期決算の投資信託でもほぼ同一のニーズは充足可能です。
そして、昨年度俎上に上ったプラチナNISAと同じ議論になりますが、どうしても毎月分配に拘るなら、毎月分配率を販売側で固定されるより、現在の証券会社の自動解約サービスを利用して、各自必要額を設定すれば必要十分だからです。これでニーズは満たされ、あえて新商品は必要としないでしょう。
折角感情的にコントロールが難しい部分をNISAという制度で上手くカバーしているのに、あえて時代に逆行する理由はブログ主にとっては見いだせません。
傍論
さらに、仮にオルカンなど低コストのインデックスファンドの毎月分配型がプラチナNISAであれ、現行NISAであれ非課税枠で利用できてしまうと、現行と同じ制度を前提とすると投資限度枠の問題が発生すると思われます。
株式投資信託の分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があり、すべて普通分配金であればNISAの限度枠に影響はありませんが、特別分配金であれば、枠が消費されます。このとき、年度上限額一杯であれば、翌年まで再投資できません。
普通分配か特別分配かは、平均取得額と分配時の相場次第で変化します。
取り崩し時期だから、分配金の再投資は一切不要という状況であれば問題ありませんが、余ったら再投資しようとか、NISAの枠は最低限埋めておきたいという場合、常に変動する投資枠と付き合い続ける必要が出てきそうです。
シニアの年代で使って生活を楽しもうというとき、こんな面倒なこととしたいとは思わないとではと思います。ブログ主は嫌です。
iDeCo拠出時の手数料UP
そういえば、iDeCoなら、どうなるんだっけと調べていたら、来年度からの拠出時の手数料UPの記事が出ていました。
外部リンク:日経新聞オンライン iDeCo拠出時の手数料、1回105円→月120円に 27年1月納入分から
iDeCoについては、基本的に途中でやめられない制度での手数料増は、おいコラiDeCoお前もか・・・・・と思いましたが、仕方ないのか・・・・。
年換算で1,440円相当です。2024年に復興特別税と入れ替わりにしれっと導入された森林環境税1,000円(住民税とあわせて徴収)、先月2026年4月からは、子ども・子育て支援金制度が年数千円(健康保険料とあわせて徴収)など、至るところから少しずつ気づかぬ間に増税されているのはいかがなものか・・・・・。
さらに、この流れの続きとしては、iDeCoが上げれば大義名分が立ちそうで、競争で下がり続けて米国並みになった低コストのインデックス投信の信託報酬なども、今後一転して上昇に転ずるのかもしれません。
話を戻して、本題の毎月分配型オルカンなどの毎月分配型投信については、iDeCoは、基本60歳まで引き出せず、途中で運用益を受け取るオプションは存在しないため、運用中の利益は非課税で自動的に再投資されることが前提のため、そもそも毎月分配金型の投信が導入されることはないという結論になります。
連合会は手数料収入をiDeCoの運営にあてる。加入者資格を確認して拠出限度額を管理したり、口座振替で拠出金を納めたりする事務を担う。26年度は66億円の手数料収入を見込む。近年は運営を借入金に頼る状況が続く。制度改正に伴うシステム更新や手続きの電子化などに費用を要していた。借入金は26年度末に72億円となる見通しで、手数料の引き上げ分を返済にあてる。
出典:日経新聞オンライン iDeCo拠出時の手数料、1回105円→月120円に 27年1月納入分から
それにしても、課税関係・非課税制度、頻繁に変更されるし、根本の制度がとてもややこしい。税関系者の雇用維持となるべく納税者に知られないようにするため、わざと複雑にしているのではと疑うレベルです。
ブログ主はそれなりに時間をかけて制度理解してきましたが、iDeCoの年一回拠出で手数料削減できることは見落としていました。今回の改悪の記事で初めて知りました。
また、記事中でも、制度改正に伴うシステム変更等で運用側の国民年金基金連合会が赤字続きとのこと。
個人の資産運用に限っても、NISAやiDeCoを比較するだけでも、面倒ですし、相応の手間がかかります。個々人の正解を導くのすら容易ではないです。年金や税金、非課税制度と社会制度が複雑すぎて、無駄に余計なコストがかかり、結局、国が利用できる税収も、国民の手取りも両方減り、誰も幸せになってないような気がします。
あらゆる制度をもっと一本化して、シンプルで無駄なことに労力を割かないでいいように、本業にリソースを割けるように改革する必要を感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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