[雑感]新NISAのつみたて現状確認

雑談

株式相場がニュースになるほど大きく相場が動く昨今ですが、ブログ主が新NISAのつみたて投資枠で積み立てている全世界株式インデックスはどうなっているか現状確認してみます。

年初来のMSCI ACWI

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のベンチマークであるMSCI ACWI(に連動する米国ETF ACWI)の年初来のチャートです。オルカンのベンチマークは円換算されたものですが、こちらは、為替が反映されていないもともとのドルベースのものです。

出典:GoogleFinance

大雑把にピーク時で年初来+15%、現在は+10%ほど(ドルベースです)。日経平均ほど乱高下しておらず、平常運転いや、好調な部類に見えます。

こちらは、円ベースMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の年初来推移です。同じく大雑把にピーク時で年初来+30%、現在は+12%ほど。ドル円の為替相場は大きく動いた印象が残っていますが、現状の年初来換算では、ドルベースも円ベースも同じ程度の騰落率に収まっています。

年初来の新NISAの積立推移

ブログ主が10万円/月積立投資しているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の年初来推移です。クレカ投資枠が拡大されるまでは、カード5万円、楽天キャッシュ5万円、拡大後は、カード10万円になっています。

8月積立分も安く買えてはいませんでした。新NISAの枠だけで単独で見ると、全世界株式つみたて投資の方は±0。2024年初一括投資した方は、+10%ほどになっているのが相場の乱高下を経た現状です。

では、下落時にタイミング投資することは出来たでしょうか。年初来の値動きを事後的に見ると、年初から150日ほどの営業日中、下落のタイミングはわずか数日に過ぎませんでした。ごく短期間ですが、新NISA導入後のタイミング投資は神業にしかすぎず、一括投資に分がありました。

ちなみに、ブログ主が旧つみたてNISAで2021年9月から、2023年12月までつみたてた先進国株式インデックスは、+30%ぐらいになっていました。推移を見ると、評価額がプラスに転じるまで約1年半かかっています。現状は、ドル円相場が1ドル100円ぐらいになると、評価額±0になる水準です。

歴史的暴落を経て

7月末から8月初頭の日経平均とドル円相場の歴史的な乱高下の最中でも、幸いなことに全世界株式への分散投資では平常運転のようにしか見えません。いつもこれぐらいに収まるとは限らないことは辛いですが・・・・・・・。

さらに、NISA枠でのインデックス投資では、年初一括でも、つみたて投資でも、全世界株式インデックスに投資し、狼狽売りやタイミング投資を行わない限り、参加者全員同じ投資成績です。加えて、設定一回で事務作業完了であり、投資者のスキルや運や努力が入り込む余地は全くありません。

遠い将来使うお金を運用している以上、例え歴史的と言われる相場の変動があっても、気にする必要はまったくないことがわかります。少なくともこの程度では、新NISA制度開始初年度に良い教訓を与えてもらったといえるのではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

  1. 週末山紀行 より:

    下落タイミングにドンピシャで買うのは難しいですよね。
    8月下落時に私は一括で買いましたが、投資予定額を1日に集中するのではなく、数日に時間分散した為、早い戻りに置いていかれました。
    安値で買えたのは最初の買いのみです(笑)

    積立投資は確率的に神業ですが、一括もリスク考えると上記となりますから、気にしないのがいいかと思いました。

    • Takereru Takereru より:

      コメントありがとうございます!
      全く同感です。底値を狙うのはワクワクして楽しいのですが、先々は不確定な中の意思決定ゆえ、振り返っての結果は気にしても仕方ないです。