[雑感]株式投資界隈の2024年1月の話題

雑談

しばらく新NISAに席巻された株式界隈ですが、新NISA以外の2024年の年初めの話題を3つ拾って、記録しておきたいと思います。

日経平均バブル後高値5営業日連続更新

2024年1月15日の終値で、3万5901円79銭と過去最高値3万8915円87銭が目に見えてきました。

2023年5月頃、バブル後33年ぶりに高値更新とざわざわしていた頃からも、5,000円以上上昇です。ブログ主が初めて現物株式を購入した2008年頃は、日経平均は1万円前後でしたから、桁違いの価格です。こんな日が来るとは全く想定もしていませんでした。

方や、生活実態はあまり変化した印象はなく、株価というものはつくづく不思議なものです。理由としては、世界情勢・国内外の物価格差拡大による相対的な安値・中国国内事情による中国資金の流入・将来の円高を見越した海外資金の流入・国内のインフレ傾向・マイナス金利政策の遅効・PBR1割れ企業を中心とした日本企業の体質改善期待などがあげられていますが、政治・経済は常に流動的ゆえ、冷静に価格変動にお付き合いしていく他ありません。

そもそも、オルカンなど全世界株式へ投資していれば、日本株比率はわすが数%ゆえ、個人の資産運用への影響は大きくありません。それでも、過去最高値を更新すれば、日本国内での心理面のインパクトは大きく、少しは明るい話題になるよう期待したいです。

JPXプライム150 ETF新規設定 iFee(2017)

大和アセットマネジメントより、JPXプライム150指数に連動するETFの設定がアナウンスされ、2024年1月24日に上場されます。一般購入可能なJPXプライム150指数 連動の投資信託第一号です。

外部リンク:東証マネ部 2017:iFreeETF JPXプライム150

2024年3月には、大阪証券取引所で先物も上場予定です。金融庁・日本証券取引所肝いりの指数であり、人気が盛り上がれば盛り上がるほど、日本の株式市場の効率化に期待ができそうです。

ただ、個人の資産運用の観点からは、
1.既存の類似指数であるJPX日経400がtopixとほぼ同等の値動きで推移している。
2.iFreeJPXプライム150(2017)は、信託報酬が、0.16%と十分低いものの、既存のJPX日経400連動のMAXIS日経400(1593)なら、0.0858%と約半値。他のコストは不明ながら、全世界型のインデックスと比較しても低廉とまではいえない。

ことから、あわてて飛びつく必要はなく、興味あっても、他社商品が出揃うまで待ちで問題ないと思われます。参考にまで三菱UFJアセットのETFであるMAXISシリーズで、直近5年の■JPX日経400■日経平均■TOPIX の日本株指数の直近5年の値動きは以下のようになっていました。

出典:GoogleFinanceよりブログ主作成

証券コードに英字組入

出典:証券コード協会

2024年度より、4桁数字で表されていた証券コードにアルファベットが組み入れられます。そして、2024年1月30日にアルファベット第一号として、株式会社アイエヌホールディングス(132A)が上場します。ただ、上場先がTOKYO PRO Marketのため、個人で取引はできなさそうです。

上2桁は基本、業種別で分類されているので、使われるとしたら下2桁の模様です。遠い未来、純粋な数字だけの証券コードの企業が稀有な老舗企業として認知される日が来るかもしれないとすると、2024年はある意味歴史の1歩となりました。

ちなみに、自動車の登録番号も、2018年1月~アルファベット含むものが交付され始めました。時代の流れですね。

出典:JAFホームページ

些細なことでも変化を感じるのは楽しいですね。最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント