最近個別株投資はやはり難しいと思わされた個人的経験です。大型連休にも入るので、最近見て面白かった映画の紹介とともに感想を記します。
侍タイムスリッパー
最近Amazon primeの広告で表示された映画に興味を持って見たら、とても自分のツボにはまった映画です。金融界隈でおすすめされる投資信託は、眉をひそめるものが大半なのですが、こういう広告は利益相反なく、むしろ感謝です。

でも、なにかタイトルに既視感あるともやもやしていて、原因が判明したのが、こちらの動画です。
ブログ主が長い間毎話欠かさず視聴している愛してやまない下ネタおバカ系動画です。広告を見る結構前に視聴していたのですが、この中で、「侍タイムスリッパー」が登場していたんですね。視聴していたのに、初見時は、全く気にもなりませんでした。
本筋とは直接関係しないし、よもや実在の映画が言及されていたとは思いません。映画を見た後でたまたま動画を見返して、気づき、まさかここで言及されていたとはと灯台下暗しを実感した瞬間でした。
そうすると、低予算でアイデア勝負の映画に俄然興味が湧き、同じくこちらの動画内で登場していた「カメラを止めるな!」を見てみることに。

こちらも、有無を言わさず面白く、好みにドンピシャ。普段映画情報に触れることは多くなくこういう分野の映画がこれほど楽しませてくれるとは。そうするとさらに関心の輪が広がり、同じ低予算映画のこちらにたどり着きます。

こちらも、何とも楽しく、Amazon primeの広告がきっかけで、偶然が重なった結果ここまでたどり着いた事に感謝しかありません。
同じ時間軸の世の中に存在して、間違いなく嗜好にも合致して、かつ、目の前を通り過ぎていても、認識できないんですよね。こんな些細な個人的経験からも、人間の認知能力には限界があることを痛感するとともに、偶然の産物の偉大さに敬意を示さずにはいられません。
セレンディピティと株式投資
まさに、セレンディピティなのですが、こういう事象は株式投資でも全く同じなんです。日常生活で飛躍的成長を遂げる上場企業の製品を使っていても、投資には結びつかない。逆もまた然り。
ブログ主の個人的経験では、以前も触れていますが、Nvidiaが思い起こされます。AI銘柄として着目される遥か以前から、自作PCのGPUに性能面に着目してNvidiaのチップを使用したグラフィックボードを何台も買い替えて使用していたのに、Nvidiaに投資しようとする発想は全くありませんでした。
今の自分からは、当時の自分へ、グラボではなく株式を買えと言ってやりたいのですが、当時の状況下ではまず無理でした。
やはり個別株投資では、一人間の認知能力の限界の縛りがあります。投資対象を絞る際にはそもそもこれまでの経験知識趣味嗜好により範囲が限定されますし、知っていても投資対象と認識できないことは日常茶飯事です。
映画や書物であれば、自分の思考に合わない作品も含めて見まくれば、自分にとっての良作に出会える確率は高まるのですが、株式投資で同じことはできません。
この観点から、市場すべてを包含して、清濁併せ呑み、変化にも追従するインデックス投資は、個々の人間の認知の限界を補う利点を有すると思いますし、個別株投資なら自身の限界を承知したうえで趣味的に楽しむべきなのかなといういつもの結論に思い至りました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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