WealthRoadさんにとても良い記事が掲載されていましたので共有します。
記事概要
外部リンク:WealthRoad 投資信託で利益がでる確率・損する確率とは?データを踏まえて解説
投資信託の損益について、数値データとデータの考え方・利用方法の注意点を網羅的に解説された記事です。株式投資されている方にとって誰にでも有用ですし、気になる部分があればさらに詳しく確認することもできる索引にもなりそうです。
さらに、ある程度理解されている方には復習にももってこいです。
大手さんだけあって、憶測を交えずわかることわからないことをはっきりと説明されている点、好印象です。
数値と確率を押さえておくことは、暴落時に、心の安定を確保して、狼狽売りを防止する上でとても有用ですので、是非記事を確認してみてほしいです。
ブログ主が投資で重宝する数字
ここからは、個人的な経験で主観的なものが多分に含まれているのでご容赦ください。
日経平均株価指数
保有株式の数%の日本個別株のベンチマークとして、はたまた日々の経済動向の鏡として日経平均は欠かせません。主力は全世界株式インデックス投資ですが、例えばオルカンなどのMSCI ACWI指数を見てもただの数字で肌感覚0です。
日経平均なら、バブルの頃、リーマンショック、アベノミクスなど値動きと経済動向が頭の中で連動します。
余談ですが、株式投資を初めた頃は、市場の平均株価をトレースするだけで収益が得られるのかと、インデックスファンドの存在に半信半疑でした。それから、10数年、自分の個別株運用と比較して強さを実感するようになるとは思っても見ませんでした。
個別株1/2法
個別株へ投資する場合にブログ主が好んでいた手法です。
1度に1社だけ投資した場合は、その後値上がりする確率と値下がりする確率は、50%ずつです。
ところが、同時に別々のA社、B社の2社に投資すれば、単純確率で、A社B社上昇25% A社上昇B社下落25%(=±0)、A社下落B社上昇25%(=±0)、A社B社下落25% と、値下がりする確率が25%に下がるわけです。
インデックス投資はある意味この究極形態ですね。
株式のリスク(標準偏差)
年率平均リターンが5%、標準偏差が25%の投資信託を想定した場合、分析結果は以下となります。
外部リンク:WealthRoad 投資信託で利益がでる確率・損する確率とは?データを踏まえて解説
・1年間のリターンが、-20%~+25%の範囲に収まる確率が68.3%
・1年間のリターンが、-45%~+55%の範囲に収まる確率が95.4%
1年間でインデックスでの株式運用の下落は、最大-20%の確率が、約30% 最大-45%の確率が約5%ということです。ブログ主の場合、-20%から-30%の下落に遭遇することは確率的に大きくない。ということは、絶好の買い場ということで、-30%を目安に暴落の機会を伺っていました(今となってはインデックス投資でタイミングを図ることは無意味と頭ではわかりましたが、肌感覚だといまだにしっくりきていません)。
法則性無く動く株価の騰落率を確率的に把握しておくことは株式運用にとても役に立ってます。おおよその最大損失が想定できれば、自分の生活と投資目的をふまえて株式の比率が決定できます。早期退職にあたっても、最悪の事態を前提に、最大損失-50%位でも生活が破綻しないよう慎重に資産配分しました。
記事解説にある年率平均リターン5%、リスク25%は、おおよそ株式と同じです。詳細解説はGPIFでもうまくまとめられていますので、リンクを貼っておきます。
外部リンク:GPIF 外部積立金の運用
もうひとつ、こちらの記事では、暴落時の最大下落率と回復までの期間が紹介されています。PBRと日経平均の関係も参考になるので、興味ある方はご参考。
外部リンク:PREGIDENT Onlime 「長期・分散・積立」を続ければ確実に儲かるのに…株式投資で大損する人が続出する本当の理由
株式の年平均リターン5~8%
様々な分析資料を拝見する限り、過去の統計では、名目でおよそ、株式の年平均リターンは5~8%です。
そうすると、未来が過去同様になるかは、わからないとしても、長期に運用した場合のゴールの目安がなんとなく想定可能になります。また、株式投資に過度な期待を抱くことがなくなりますし、詐欺的な投資商品の識別にも有用です。
ブログ主は、こちらについても、早期退職にあたっては、超保守的に年平均リターン3%くらいを念頭においています。結果的に、0%やマイナスになることも想定していて、運用において資産増は重きをおいていません。何よりも、減らさないことインフレなどで実質目減りさせないことを最大の目的としています。もちろん、増えてくれるのは大歓迎ですが!
また、短期的に、上振れしたり、下振れしても、長期的には、平均回帰すると理解していれば、短期的な株価変動にヌカ喜びや狼狽売りと無縁に、お付き合いできます。
先のリスクとともに押さえておくべき数字です。
将来は不確実で、過去データがそのまま当てはまるとは限らないとはいえ、不確定要素が多い資産運用の中では、おおよその発生確率を目安として把握しておくことは有用でブログ主も重宝しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント