[雑感]「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ

雑談

PRESIDENT Onlineに掲載されていた個別株の推奨記事を紹介します。

記事概要

外部リンク:PRESIDENT Online 「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ

個人投資家さんの著作からの抜粋記事です。たまに散見される変な理屈付でインデックス投資を否定するのではなく、個別株投資のメリットを簡潔に述べられています。

インデックスファンドは投資のリターンの源泉への関心を仕組みとして放棄させてしまっている、そして受益者側もそれに従っているという点で「降伏」と表現させていただきましたが、それ以上にこの「降伏」は単純にもったいない、というのが私の考えです。

なぜなら、この「降伏」のせいで、ファンドを構成している企業の事業活動やその社会的な価値に関心を抱く機会を失い、資本主義を活用して大きな資産を築く「幸福」のチャンスを逸してしまうからです。

出典:PRESIDENT Online 「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ

リスクを取らなかった人からリスクを取った人へと富が移転する。これが資本主義の極めて重要な原則です。投資家生活を通じて、投資している企業がどんな事業でどのように利益を生み出しているかについて興味を寄せる機会を積み重ねることで、その事業のリスクをもっと直接取ってみたい、と感じることが皆さんにもきっと増えてくるはずです。少なくとも、私の場合はそうでした。

出典:出典:PRESIDENT Online 「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ

ブログ主もこの意見には賛成です。身銭を切ってリスクを取ることで、投資対象への興味関心は飛躍的に高まります。そして、株主視点・投資家視点を手に入れることで、政治や経済、社会全般に対する新たな視点が加わり、解像度も高まり、明らかに生活の質が違ってきます。

インデックスファンドも結局は個別株投資の集合体ゆえ、利益の源泉である個々の企業活動へ関心を持ち、考えることはインデックスファンドを理解する上でもとても有益です。

実際は難しい

ただ、インデックス投資だと「資本主義を活用して大きな資産を築く「幸福」のチャンスを逸してしまう」というのは少々言いすぎかなという印象を受けました。

個人の判断能力

個々の企業活動の将来性について、実際に会社を動かしている経営陣や社員よりも、外部の一個人が先見性ある見通しを立てることは可能か否かという点です。

中の人は生活をかけて叡智を結集して組織運営して日々ライバル社と競っているわけであり、それらの方々よりも、優れた判断ができるというのは自信過剰なのではと思います。

加えて、投資という点では、機関投資家を含む世界中の投資家と競争しなければならないわけで、自分だけが勝てるとは言い難いのでは。

大きな資産を築く「幸福」のチャンスはありますが、その逆、大きく資産を失う「不幸」のリスクも背負うことになります。

投資対象

個人的な知識や経験の範囲を超えて、世界中の企業から自分が投資したいと思う企業を探し出すのは至難の業です。

そうであればと、身近にありあり肌感覚でも触れることができる日本企業に絞ってしまうと、世界の時価総額の数%の範囲から選択することとなり、分散が効かないある意味集中投資となってしまいます。加えて、自分の関心や趣向、知識範囲の影響を受けてしまうと、投資対象がかなり絞り込まれてしまいます。

変化への対応

仮に運良く一時的に優れた判断ができたとしても、わずか10年単位でも世界の様相がすっかりかわり、優勢な国家も、社会を主導する企業も入れ替わりを続けます。年齢を重ねるに従い変化についていくのは難しくなる中で、常に変化に対応して、時代に先行して個人で自分の個別株ポートフォリオを入れ替え続けることは、これまた相当難しいと思います。

この点、インデックス投資は、構造的に変化に追従するという利点があります。

個別株投資は夢がありますし、勉強の動機付けになり、何よりも投資をしている実感があり楽しいです。ただやはり個人には難しいものゆえ、インデックス投資メインに、部分的に趣味的にとどめておく方が無難というのがブログ主の見解です。

インデックス投資も株式投資であり、インデックス投資をしている時点で既に資本主義を活用し、相当リスクを取っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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