マネーポストWEBに”新NISAの出口戦略は「利益が出たら売る」 制度変更で“失敗を取り返すチャンス”も増えた”という記事が掲載されていました。
枠が復活するから利確もあり?
外部リンク:ヤフーニュース
記事内容は、こんな感じです。
基本的に、つみたて投資であれば暴落時にやめてはならない、複利効果を活かすためにもちょっと値上がりしたら売るのではなく長期が基本。
しかし、投資の目的はNISAの枠を埋めることではなく、増やしたお金で何かをすること。
含み益は実現されない限り確定しない。新NISAでは翌年以降に枠が復活するので、つみたて投資でも、かなり利益が出ているとかお金が必要になったら利益確定していい。
将来の株価は予想不可能
この記事は、大手マネー誌の発行人の方が書かれているので、一般素人が口を挟むのもおこがましいです。書いてあることは、そのとおりと思います。
ただ、唯一新NISAでは枠が復活するから、かなり利益が出れば利益確定すればいいという点だけ、違和感を覚えました。
新NISAは枠が復活するとはいえ、翌年以降ですし、年間投資上限額が増えるわけでもありません。売却してしまえば含み益に対する非課税効果はそこで終了して複利効果も得られません。そもそも、一般素人が売り時を判断できるとは到底思えませんし、高い時に売って、下がったら再参入とうまくいくとも限りません。稲妻が光る瞬間、市場から離れていたら機会損失です。
ブログ主は、枠が復活するからと言って利益確定を考える必要はなく、その資金を使う必要になるまでは、ホールドが最も効率が良いとの考えです。
でも、記事にあるようにお金は増やすためではなく、使って初めて効能を発揮するものですし、日本のバブル崩壊後のように20年も下落し続けることも普通に有り得るのであれば、記事のような使い方も否定はされないでしょうね。相当なスキルが必要そうで、一般素人には厳しそうですが、いろいろな考えがあってしかるべきです。
“枠が復活する”からとNISAで売買をすすめる記事も増えてくるかもしれません。スキルがある方は別として大多数の一般人は惑わされないことが重要かなとも思います。
コメント
NISAで売買に気を付けなければならないのですね。
コメントありがとうございます。