[雑感]「三菱UFJ銀行が記帳されていない紙通帳の利用を自動的に停止」の注意点

雑談

三菱UFJ銀行さんが、3月18日、2年間記帳されていない紙通帳の自動停止を9月から導入するとアナウンスされました。

2024年9月の規約改定

外部リンク:三菱UFJ銀行 紙通帳のお取扱の変更のお知らせ(「通帳に関する特約」の改定)

出典:三菱UFJ銀行 紙通帳のお取扱の変更のお知らせ(「通帳に関する特約」の改定)

事情

以前記事にしましたが、発行している通帳には印紙税200円が毎年かかるためコスト対策です。以前から繰り返し、エコ通帳へ切替キャンペーンを行っていましたので、さらに踏み込んできました。

経営戦略としては、当然ありだと思います。それでも、足枷は残るわけで、こと個人の預金による集金に限れば、ネット銀行に対抗できません。イノベーションのジレンマの典型例です。

過去記事:この銀行で個人向け国債を購入すると、通帳が発行されます。オンラインで購入不可・・・・。

ブログ主は、就職前に当行で口座を作成してこれまで20数年、記帳したことは数回です。通帳はほとんど機能していなかつたです。大多数の皆様もこんなものではないでしょうか。

真面目に記帳するとして、仮にデビットカードで日常の支払いを行っていれば、恐ろしい速さで通帳が埋まっていくはずで、銀行に足を運んだり、長い時間待って都度切り替える手間暇がとんでもないことになりそうです。既に通帳の存在そのものが、時代についていけていません。

また、逆に印紙税の方も、デジタル化を推進していく中で完全に時代遅れの存在です。政府で廃止の検討はされているようですが、遅すぎます。

個人的にはこの流れは大歓迎です。社会全体の効率化にプラスです。もっとも、ブログ主は、敢えてネット銀行以外に物理的に通帳がある銀行口座を残しています。この通帳があるからです。気分的なリスクヘッジです。通帳の保持に手間が増えたのは少し残念ではあります。

注意点

他行が追従する可能性があり、非利用者も含めて、銀行のアナウンスには当面注意が必要です。

三菱UFJ銀行の利用者は、地域によっては、支店がない場合あり、2年に1回でも貴重が困難な場合があるでしょうから、現在も3/31までエコ通帳切替キャンペーン中なので、これを機に切り替えもありでしょう。

いずれにせよ、半年は猶予期間があるため、焦る必要はありません。2年に引っかかっても、キャッシュカード含めて銀行取引に影響はありません。通帳が停止されるだけで、申請すれば再開も可能です。「休眠口座」とは全くの別物です。

心配なのは、便乗詐欺だけです。「取引における重要な確認」「取引規制」等のSMS、E-MAILは詐欺です!とHPでも注意喚起されています。その通りなのですが、今回の本物の取り扱い変更は、微妙な感じです。こういうときほど詐欺メールには最新の注意を払う必要があります。

出典:三菱UFJ銀行ホームページ

最後までご覧いただきありがとうございました。

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