Xにて255さんが何とも的を得たポストをされていました。
今のインターネット
これ本当にその通りです。言葉で表すと「後知恵バイアス」てすが、図示化するとすっと入ってきます。大多数のもっともらしい主張は確かに、これだけで説明できてしまいそうです。
一見もっともらしいが何も語っていない主張に惑わされないためにも、これは、常に思い出したい名画ではないでしょうか。
株式投資
チャート分析や株価予想も、これで説明できてしまいます。何か理屈を出して人を煽るのは日常風景になっている感があります。当ブログでも何度かとりあげています。
全世界インデックス投資でも、常にオルカンでは十分ではないと、様々理由をつけて他地域へのシフトを促す記事が定期的に発信されます。最近でも、
外部リンク:ダイヤモンドZAI オルカン“全集中”はダメ!「米国株型」や「世界株型」の次に注目すべきは「欧州株投信」だ
この記事で登場する方、少し前は、インド株押しであったり、高配当・連続増配とおっしゃっていましたが、今回は欧州株が追加されて、もう何でもありです。
やはり目前の社会経済情勢に影響を受けているだけにしか見えません。そもそもオールカントリーには、インドも欧州も日本も含まれていて、仮に米国以外の地域が伸長しても、その伸長は指数に取り込まれ、オルカンでの保有株式の欧州比率は自動的に高められます。
オールカントリー全集中でも変化には柔軟に追従していくことが可能な点に、このような記事であまり言及されないのは、合理的な資産形成を超えた業界側の事情があるのとしか・・・・・・。
予言の日
7月5日は、無事経過し、延長戦である7の月も、本日含めて残り2日で終わってしまいます。ただ、隣国ロシアで地震があり津波が発生、日本でも津波警報が発出されましたので、上手いこと理由付けされ、また利用される可能性が残ってしまいました。
「後知恵バイアス」とは視点が異なりますが、もっともらしい事象を切り取ったり過度に強調することで荒唐無稽な主張がなされることもオカルト界ではよくあります。最近の目に余る政治の世界での政党間の非難合戦にも通ずるものがあります。
人類は核戦争で滅んだことがあるという言説です。ブログ主は中学生か高校生ぐらいの頃読み真面目に衝撃を受けました。ほとんどの人が知らない未知の歴史がある!と。
聖書に登場する業火で一瞬で滅ぼされた古代都市ソドム、ゴモラ、インドの叙事詩に登場するヴィマナと言われる空飛ぶクルマ、突如破棄されたインドの超高機能古代都市モヘンジョダロ近辺でみつかる核爆発跡「トリニタイト」、シェルターではないかと言われるカッパドキアの超巨大地下都市など、自分だけが真実に到達したと類い稀なる高揚感を得ていました。
外部リンク:Wikipedia 古代核戦争説
しかし、世界史を詳細に勉強した後では、時代考証がバラバラであったり、それぞれ一部の表面的な事実を切り取って誇張したり、そもそも事実関係が不明瞭であったりして、今では魅惑的ではあるものの、何らかの未知の歴史が実証されているわけではないと思うに至っています。
個人的にはこういう話や過去宇宙人が地球に来ていたとか、火星の超古代文明、南極の秘密都市などの話はいまだもって大好きなのですが、証明されて客観的に認識できる現実の事象と、可能性を想像できる事象の話はやはり明確に区別すべきでしょう。
諸刃の剣である言葉
複雑膨大な生の事実を端的にまとめてコミュニケーションを可能とする言語は、認知範囲に限界がある人類にとって極めて強力である一方で、いとも簡単に事実を隠蔽したり、架空の事実を作り出したりして、他人を陥れるツールとしても極簡単に機能してしまいます。
本当に注意が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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