[雑感]一括か積立かについての良視点

雑談

楽天証券の投資情報「トウシル」に窪田真之さんが書かれた良記事が掲載されていましたので紹介します。

一括か積立か

外部リンク:楽天証券トウシル 「貯金250万円いつ投資?」「おすすめの投資バランス」…読者の質問に回答(窪田真之)

以前当ブログ記事で紹介しましたが、少なくとも過去データを前提とする限り、長期投資を前提にすると、積立投資よりも一括投資のほうが最終的にリターンが大きい可能性が高い(あくまでも、可能性ですが)という結論が一般的です。

ただし、短期間での暴落に対する恐怖という人間の直感には反するため、心の平穏を保つためには、積立投資もあり。また、会社員など、定期収入から毎月投資をしていくなら、積立投資=毎月一括投資ということになります。

さらに、投資限度額があるつみたてNISAや企業型確定拠出、iDeCoなどでも、制度の仕組み上、自動的に積立投資となります。

ユニークな視点

10年以上長期に投資期間が確保できる前提では、貯蓄250万円を一括投資することが合理的選択という結論になります。

記事でユニークと感じたのは、貯蓄から株式投資を検討(≒リスク許容度の確認)するうえで、リスク許容度を図る具体的な視点を提示されていることです。

1】今お持ちの貯蓄250万円をつくるのに、何年かかりましたか?

これから、貯蓄をさらに250万円増やすのに、何年かかると思いますか?

→ 年数が短ければ短いほど、リスク許容度は高いので、1カ月の投資金額は大きくてよいと思います。極端な例でいうと、1年で250万円貯蓄し、あと1年でさらに250万円貯蓄できるなら、今ある250万円は一括投資でもよいと思います。

出典:楽天証券トウシル 「貯金250万円いつ投資?」「おすすめの投資バランス」…読者の質問に回答(窪田真之)

250万円貯めるのに10年かかり、さらに250万円増やすのに10年かかるならば、1カ月の投資金額は小さい方がよいと思います。あくまでも1つの例ですが、新NISAのつみたて投資枠を使って、毎月10万円、1年間に120万円積み立てるのでもよいと思います。

出典:楽天証券トウシル 「貯金250万円いつ投資?」「おすすめの投資バランス」…読者の質問に回答(窪田真之)

なるほどです。合理的思考では、お金に色はないため、10年かかっていても、1年でも250万円は、250万円でしかなく、一括投資が理にかなっていることになります。

しかし、例えば10年かかった貯蓄が投資後、僅か1ヶ月で半分になったら心理的ダメージは大きそうです。平穏を保つことを優先すれば、こういう視点もありなんですね。

【2】数年以内に大きな出費を伴うライフイベントはありますか?

→ 数年以内に使うことが決まっているお金は、リスクを取って投資するのに向きません。

「はっきり決まっているわけではないが、その可能性はある」ならば、1カ月の投資金額は小さくしておいた方がよいと思います。

出典:楽天証券トウシル 「貯金250万円いつ投資?」「おすすめの投資バランス」…読者の質問に回答(窪田真之)

こちらは、リスク許容度以前の入口の問題ですね。

例えば子供が大学進学予定で、それが数年後と確定していれば、その資金は減らしてはならないため、明らかに株式投資には向きません。

一方で自家用車が壊れた時の買換準備費用ぐらいであれば、下落時に換金の必要に直面しても、車格や新車・中古車で調整可能ともいえるので、株式運用しても人によっては問題なさそうです。こういうときに積立を利用して、さらに心理的抵抗を減らすというのも面白いかもしれません。

いずれにせよ株式運用が全てではなく、国債・預貯金にも資産保全手段して役割があります。周囲に流されて、株式投資に前のめりにならないことも資産を守る規律として重要です。

銘柄選択リスク

出典:日本経済新聞 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

全世界株インデックス(MSCI ACWI)100%>アメリカ株式インデックス62.7%>日本株式インデックス5.6%>日本個別株

記事中では、もう一つ銘柄選択リスクにも触れられています。

日本株に投資して、「日経平均株価がどんどん上がっているのに、投資した銘柄は値下がり」もあり得ます。それは、銘柄選択の失敗です。

出典:楽天証券トウシル 「貯金250万円いつ投資?」「おすすめの投資バランス」…読者の質問に回答(窪田真之)

好不調は、地域単位、企業単位で目まぐるしく入れ替わり、予想も不可能である以上、個人的には、時価総額で考えると、自国とはいえ、世界の中で数%の比率しか占めていない日本株式インデックスに集中投資するには躊躇します。いわんや、個別株であれば、さらに、特定の企業に集中するということです。ブログ主は、より広範な分散にこそ安心感を覚えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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