小ネタです。米国、カナダ、メキシコが2024年5月28日以降株式の受渡の短縮を実施していました。変更の案内は見たかも知れませんが、スルーしてしまっており、今更ながら内容を把握しました。
1営業日への短縮化
外部リンク:nikkoam fund academy こよみ 米国の証券取引の決済短縮化。日本の投資信託への影響は?
知ったのは、こちらの日興アセットマネジメントさんの記事です。
ブログ主は3ヶ月前の当時全く内容に触れた記憶がなく、検索で確認したところ、主に利用している楽天証券でもしっかり案内がなされていました。
結局国内受渡は一緒で、影響はないため証券会社の内部処理の問題なので気にしなかったのかも。さらに、受渡前でも、保有株式・ETFに反映されるので、受渡日を意識することもほとんどないのがブログ主の実態です。
ちなみに、日本株式が3営業日目に短縮されたのは、5年前の2019年です。こういう対応はやはり米国早いです。
実際の影響
個人の資産運用に関しては、影響はほとんどないはずですが、気になる点を2点ほど取り上げます。
moomoo証券は対応
主要ネット証券は、国内受渡日を変更しませんでしたが、2023年から日本にも展開始めたmoomoo証券は、即対応しました。
アメリカの証券会社のため、ブローカーを介する必要がないからと推測されます。
国内のネット証券で、米国株式・ETFを購入すると、海外の証券会社にネット証券会社名義で保管されます。
国内の投資信託は手間が増えている
詳細は是非日興アセットさんの記事をご覧になっていただきたいのですが、国内と米国との決済時期にズレが発生するため、先物取引等で調整している旨の記載がありました(右下赤囲み部分)。
これ細かいことをいうと取引に余計なコストがかかるようになったということで、経費率にも影響するかもしれません(極小で気にする水準ではないとは思いますが)。
それにしても、インデックス投信など、現状ここまで信託報酬を下げていただいて、さらにこのような購入者側には、みえない対応も、内部でしっかり対応していただいているとは本当に感謝しかありません。
雑感
英国など他国も検討中との記載がありました。日本もいずれ対応するでしょうが、だいたいこの種のものは周回遅れになりがちです。金融関連は、リーマン・ショック時の金融緩和の出遅れに、今度は出口戦略が遅れ政策金利で今月は、右往左往しています。
長期の個人の投資家には何ら影響ない改善ですが、世界の趨勢には迅速な意思決定で遅れを取らないようになることを祈るばかりです。個人がまずできるのは正確な事実の把握と選挙での意思表示です。
それにしても、今回ブログ主が情けないなと思ったのは、この情報を完全にスルーしてしまっていたことです。人間の情報処理能力は限界あるし、都合の良い情報や喫緊必要な情報を無自覚に選別しまっていることを痛感して、気をつけねばと自戒しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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