株式投資歴10数年にして、はじめて特定口座の投資信託の移管を経験しました。楽天証券から、auカブコム証券への移管の実践記です。
移管理由
確定申告対策です。楽天証券では、外国株・ETFを保有しており、外国税額控除で配当・分配金の外国税分10%の還付を受けるために、特定口座・源泉徴収ありの口座ですが、確定申告をしています。
早期退職後、今年で2年の健康保険の任意継続が終了し、国民健康保険に切り替わります。確定申告で配当・分配金が所得となり、国民健康保険料の算出基礎となってしまいます。
そこで、外国税額控除は受けつつ、国民健康保険料をなるべく抑えるため、近い将来使う予定の投資信託を源泉徴収で完結させているauカブコムの特定口座へ移すことが今回の移管目的です。
実際の手続き
今回移管するのは、2019年から2023年まで5年間の積立投資分です。楽天カードのポイント目的に始めた5万円/月 途中2021年からつみたてNISA併用で16,667円/月 かつコロナショック時2020年3月に60万円一括投資したeMAXIS Slim先進国株です。ただつみたてただけで5年で2倍ですからかなり運が良かった期間の投資分です。
2024年からは、新NISAで10万/月積立投資を継続していますが、さすがにこんなラッキーな成果は期待できないでしょう。ポイントいただければ十分ぐらいに考えておくほうが気楽です。
5年ぐらいならしっかり覚えていますが、10年となると忘れることも多い・・・・・・。過去記事です。
申請
日本株は、WEBで申請可能になっていましたが、投資信託は、紙ベースでした。しかし、記載内容は驚くほど完結でして、この程度で移管できるのは少々驚きでした。
印刷して、手書きで記載。宛先ラベルも印刷可能でしたので、封筒に貼って投函して終わりです。
手数料
1銘柄3,300円でした。結構高額ですね。複数銘柄保有すると大変そうです。売却以前に、こういった場面でも、投資信託の保有は、なるべくシンプルに絞ることの大切さがわかります。
スケジュール
2/27日に投函したところ、ログイン後のお知らせ欄に、3/4に受付したこと、3/7に移管予定日が3/14と掲載されました。
移管に要する日手数は、おおよそ2週間から1ヶ月と案内されていますので、予定通りのスケジュール感です。
最初は紙ベースも、その後は、オンラインで順次案内がなされて安心感があります。
移管後
最後まで経過報告がしっかりなされ、本当に安心できます。
一方で、移管先のauカブコム証券はオンライン上は、何も案内がありません。eMAXIS Slim先進国株は、auカブコム証券でも、一括投資分を保有しているのですが、移管日に何の前触れも案内もなく口数が増えていました。取引や入出金の履歴にも何ら痕跡すらありません。こんなのでいいのかと驚きでした。他の証券会社での扱いはわかりませんが、本当に移管されているか不安にならないよう、事前にそれぞれの証券会社での保有口数は画像キャプチャなとで控えておくと安心です。
もっとも、証券会社にかかわらず、ほふりで処理されているから移管について心配する必要はないのですが。
さらに、しばらくすると、カラー印刷をホッチキス止めした投資信託の「交付目論見書」と「相続・贈与・移管等により預託等された金融商品に関する説明書」が紙で郵送されてきました。ネット証券なのに・・・・・・。
まとめ
楽天証券では、他の銀行から外貨の受取・他社からNISA口座の切替、初めての外国株取引、クレカ積立や楽天キャッシュ積立の設定と解除など様々経験させていただいていますが、操作がとてもわかり易く、かつ案内が丁寧でありがたいです。これからもしっかり利用させて頂く予定です。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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