[雑感]実験的FIRE 2年経過

雑談

早期退職してFIRE状態を実験的に続けて2年経過しました。自分の備忘録を兼ねて現状を記録しておきたいと思います。

2年間の変化

自分の備忘録として、6ヶ月、9ヶ月、1年、1年6ヶ月の節目の記録を読み返してみると、戸惑いや不安や気負いを少なからず感じていたと改めて思いましたが、2年経過した現状では、
1.各種手続への戸惑い
手続関係は先日の2年間の社保の任意継続から、国保に切替でようやく完了。失業保険、年金、iDeCo、初めての確定申告などなど各種手続きは結構負担が重かったのですが、ようやく落ち着きそう。

2.労働収入がないことへの金銭的不安
2年間の実践で、退職前に計画していた取崩方法にて過不足なく、ストレスもなく生活できることが確認できました。支出の管理も当初ほど神経質になる必要がないとわかり、多少の余裕も生まれてきました。賃貸借契約も無事2年更新できたので住居確保の不安も後退です。

3.就労可能年齢にも関わらず仕事をしていないことへの負い目
金融所得は途絶えないことを2年間体感。また、生活水準は現役時代と完全に同水準を維持できているため、会社員として仕事をしていないことへの関心はほぼなくなった感じです。

4.会社員でなくなったことへの開放感・高揚感
就職以前の状態に戻った感じで落ち着いた。

といった感じで、2年ほど経過すると完全に生活が切り替わり安定してきます。

生活面

恒常的ボランティア活動は断念

ほぼ唯一退職後新しくやってみようと参加したボランティア活動は、1年ちょっとで途中退会という形で収束させました。

スポットではなく常設の団体での活動は、自己学習含めて意外と拘束時間も多かったです。それよりも、なにより既存の人間関係が出来上がった組織に新規参加することは、人見知り気質のブログ主にはとにかく心理的負担が大きすぎました。

会社組織離れた後は別の人的繋がりや組織への帰属があった方がいいとも考えていましたが、これは性格によるのかもしれません。ブログ主は今のところなくても全く気になってません。

国民健康保険への切り替え

これにより長年働いた会社との関係もようやく一区切りです。心理的にはさっさと国保に切り替えていた方が早くすっきりしていたかもしれません。

大型出費

今年は、3月に社保の任意継続保険料と8月に車検費用がそれぞれ20数万ずつかかりました。これらは、ブログ主の生活費からするとかなり大きいものでした。ただ、特に車検費用など大きな出費にも会社員時代同様に家計が耐えられることを経験したのは安心感に繋がりました。

資産運用

株式運用で、2ヶ月前の2024年8月に退職後の中では最大の下げ幅を経験しましたが、退職前後で大きな感じ方の変化はありませんでした。退職後は、投資余力のある退職前と比較して、下落を買い向かう山っ気を出すワクワク感があまりないことぐらいでした。

退職後しばらくは4%ルールだ、取崩し順番はなんだと心理面で変化に対して前のめりの感がありました。しかし、ブログ主の個人的な退職事情は株式市場には無関係の話であり、結局退職前も後も特段、手法的にも大きな変化なく退職前と同じことを淡々と趣味的に続けています。

所感

結局、2年の実経験は大変大きく、ただ平日5日間会社に行っていないだけで、その他は以前と何も変わらない普通の生活が定着。現実的なデメリットは新規の賃貸契約ができそうにないこと以外なく、あえて再就職する必要もなさそうに感じています。

働かない選択肢がなかった15年前に読んでピンとこなかった本です。退職後は、何か変わるかなという高揚感と、変化に対する戸惑い、不安が入り混じった心境でしたが、結局は仕事をやめただけで生活、人生観がなにか劇的に変わることはなく、元通りの落ち着くところに落ち着くだけという結論にブログ主は至っています。

人それぞれ異なるでしょうが、若い頃の真のFIREであれ、ブログ主のような早期定年退職、本来の定年退職も、想像していた頃よりも案外そんなに大きなイベントではないように思うようになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. 週末山紀行 より:

    FIRE2年間の心の動きレポ、とても参考になりました。
    金融所得が途絶えないは、流石ですね。
    経済的な安定は肝と思うので、この確実性を実感出来れば無敵と思いました。