[雑感]生活防衛資金という言葉の違和感

雑談

ネット上のニュースを見て資産運用関連でよくみかける言葉について以前から感じていたことを思い出しました。

きっかけとなった記事

外部リンク:Yahooニュース そりゃNISA貧乏になるわ…新NISAの投資先で「勝ち組の完コピ」をする人がハマる落とし穴【資産1億円FPが解説】

FPさんが書かれたこの記事です。

これだけ意見が割れているのですから、初心者が「結局どれが正解なの?」と迷うのは当然です。
しかし、この論争に明確な正解はありません。なぜなら、それぞれが異なる前提で語られており、広く一般層に当てはまる、汎用的な理論だとは限らないからです。個人の資産額や収入、リスク許容度、投資経験などが違えば、最適な戦略も変わってきます。
ですから、どれほど優れた投資方法であっても、自分の家計状況や性格に合っていなければ、長く続けることはできません。

出典:Yahooニュース そりゃNISA貧乏になるわ…新NISAの投資先で「勝ち組の完コピ」をする人がハマる落とし穴【資産1億円FPが解説】

とても平易な文章で本質を突いている点、心より賛同しました。本当にこの通りで、これ以上も、これ以下もない極々当たり前のことだと思います。

生活防衛資金

これが、よくある同趣旨のコラム等であれば、「生活防衛資金」なるワードに置き換えられ、投資を初める前に「生活防衛資金」を用意しましょう。会社員や自営業者、家族構成によって異なり、具体的な生活防衛資金の目安額は生活費の3か月から6ヶ月分です。とか、機会損失を逃す「生活防衛資金」は不要ですなどとよく論じられます。

調べた限りでは、当ワードは、もともとは英語のemergency fundに由来していて、実業家の木村剛氏が2001年に発刊された『投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう』で取り上げたことが日本国内で広まる大きなきっかけになったらしいです。

防衛という仰々しい言葉は違和感があり、リンク先記事のように単なる家計管理に過ぎないことを投資先にありきで生活資金は守るものと印象付けるのは、主従が逆ではと個人的には感じていました。

同じようなことでも、使用する言葉や説明方法で結構印象が変わってしまう例だと思います。

またキャッチコピーは、受け手からすると一つの言葉だけですべてを悟ったように錯覚させられてしまう。使い手からするとすべてを理解しているかのように錯覚させることができる点で、便利さと危うさを併せ持つので、本当に注意が必要です。

余談ですが、ブログ主個人的には、「地政学リスク」という言葉にも同じような違和感を感じることが多いです。

究極的には資産運用も

資産運用つにいても、何か特別な行為では全くなく、すぐ使わなくていいお金を、将来使用するために何かに変換する行為に過ぎず、人間全員が行っているありふれた行為。異なるのは、何に変えておくかで再び使用するときの価値が変動し、それはその時にしかわからないことを意識しているか否かだけとも言えます。


お金のまま-現物の現金貸与(債券、銀行預金)
資産に交換-株式(企業所有権)・土地建物・家財・純金など

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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