雑談回です。機動戦士ガンダム水星の魔女にはまっています。season2に突入し、毎週日曜日の5時が待ち遠しい日々を送っています。今回は無理やり投資の話題へと結びつけます。
機動戦士ガンダム水星の魔女
言わずとしれたガンダムシリーズです。ブログ主は初代の世代ですが、ガンダムは視聴したことがありませんでした。ブログ主が、小学生の頃はウルトラマンや宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999など30分もののアニメが再放送含めて、夕方5時台からTV放映されていて、毎日見るのがとても楽しみでした。
本作品は、たまたま視聴したのですが、40数年ぶりに30分もののアニメを見て続きが楽しみで仕方ないので取り上げました。早期退職していなかったら出会うことはなかった運命的出会いで、セレンディピティです。学園モノですが、女性主人公、緻密な描画、散りばめられた伏線、謎、ストーリー、音楽と一級の作品です。心を揺さぶられますので、是非おすすめします。執筆時点でseason2の3話目ですが、過去分はAmazonPrimeVideoなどで視聴可能です。
なお、いい年した大人が・・・、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。ブログ主世代はみんな知っている三冠王の元プロ野球選手の落合博満さんのお墨付きがあるから大丈夫です。言い訳にも使えますよ。
ガンダムと転換社債
Season1 第10話のミオリネのセリフ
水星の魔女を取り上げたいために、無理やり資産運用につなげます。10話の7分23秒あたりから、株式会社ガンダムを設立したミオリネと父親であるデリングの会話に転換社債による資金調達について、転換時の希釈化による株価下落と他の資金調達手段の検討の話が出てきます。アニメなのにマニアックですね。こういう手抜きのない作りが素敵です。
転換社債とは
転換社債とは、正式には、「転換社債型新株予約権付社債」といい、債権にあらかじめ設定された条件で株式の新規発行を受けられる権利が付与されたものです。企業の資金調達手段の1種です。個人投資家向けに発行されることは多くないため馴染みがない方が多いと思います。ブログ主もです。もともと債権が影響を受ける金利動向と発行体の破綻リスクに加えて、株式の価格変動にも影響を受けます。株式よりも、上昇幅も下落幅も小さいと言われています。
個人レベルで投資するには、危険な香りがします。変動要素もたくさんあり、近寄らないほうが無難と思います。
転換社債の値動き
危険な香りはするものの、どのような値動きをするものか興味がわき調べてみました。日本のインデックス投信を探してみたのですが、日本の投資信託ではすぐ見つけられず。米国市場では、SPDR®ブルームバーグ・コンバーチブル債券 ETF(ティッカーコードCWB)という以下のインデックスに連動する上場投資信託がありました。経費率は0.4%と低コストインデックスETFと比較すると高めです。このCWBを用いて、Portfoliovisualizerにより、全世界株式を対象とするVT 、高配当株式に投資するVYMと比較してみました。
ブルームバーグ米国コンバーチブル・リキッド・ボンド指数(「当指数」)は転換社債や転換優先株式など、米国の転換権付き証券市場を網羅することを目指しています。 転換社債とは、社債の保有者または発行体の選択により、発行体の特定数の株式に交換することのできる社債です。転換優先株式は、保有者の選択により普通株式に交換できる優先株式です。
ステート・ストリート社HPより抜粋 https://www.ssga.com/jp/ja/individual/etfs/funds/spdr-bloomberg-convertible-securities-etf-cwb
配当再投資のドルベースでのチャートです。インフレ調整前です。青がCWBです。コロナショックまでは、赤の全世界株式へ投資するVTとほぼ同じような値動きをしており、コロナショック後は上回っています。日本から投資すると二重課税と為替変動があり同じ結果にはならないでしょうが、不思議なものですね。全世界に投資するVTと米国の転換社債に投資するCWBが近似するとは、予想外の結果でした。
高配当のVYMは安定の成長ですが、全米株式対象のVTIやS&P500を対象とするVOOは、トータルリターンでVYMを圧倒していますので、あえてこれらのETFに投資する理由はなさそうです。でも、アニメを通じてCWBという米国ETFを知ることになり勉強になりました。
余談になりますが、これらのチャートを見ると、全世界株より米国株に傾いてしまいそうです。ただ、ブログ主は、米国一強が続くとは限らないことと日本からの投資だと為替の問題もあるため、長期保有前提なら全世界株のほうが安心できます。新NISA枠でemaxis slim全世界株を購入する予定です。
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