ブラケットクリープなる言葉があるのを最近初めて知りました。世の中、年齢を重ねても知らないことばかりです。
ブラケットクリープ
外部リンク:日経新聞オンライン ブラケットクリープとは 賃上げで所得税率が急上昇

ブラケットクリープとは、インフレで物価や賃金の伸びを上回るペースで所得税収が増す現象とのこと。英単語で、bracket =階層 creep=気づかないよう動く という意味合いです。
これ確かに、賃上げが実現された!と喜んでいたら、所得税の適用区分が一段階上がり、増税となり、賃金上昇の意味なかったという状況も、ありえますね。
外部リンク:東京新聞 物価高で定着する「インフレ税」…その正体は? 気付かないうちに国民負担は重くなり、政府の借金は軽くなり

図表中、下の部分のインフレによる物価上昇で、家計の購買力低下・政府の負債の実質減となる事象は、インフレ税として強く認識していましたが、上の部分、物価高で消費税増税となったり、所得税の区分変更で所得増税になる現象は、あまり意識していなかったです。
バタフライエフェクトというような大袈裟な話ではありませんが、表面的な事象のみ捉えるだけでは全く意味がなく、波及する効果など多様的な思想を巡らさないと全く話にならないことの一例であり、また一つ勉強になりました。
消費減税
遅い
ブラケットクリープで思い出したのが食料品の消費税減税です。
外部リンク:YAHOO!ニュース 飲食料品の消費税「2027年4月から1%」 政府検討、高市首相意向をほぼ実現
政策展開が早いなと感心していた現政権ですが、この件に限っては、何とも動きが鈍いように感じます。システム改修に要する時間など予めわかっていたはずですし、逆に与野党問わず政治家誰も認識していなかったとしたら、全政党、大衆迎合することしか考えておらず、中身やその影響は吟味していなかったということですから、日本の政治家はこの程度のレベルでしかないと言う残念な現実を露呈しているわけで、残念です。
そもそも、この種の政策は、スピード感持って実現することでこそ、気持ちの面に作用し景気も含めて有効な効果を発揮するのであり、うだうだしてやっても意味がなくなるのではと思います。
折角、選挙で意思表示すれば、政策は実現できるという機運が高まっていたのに、これを逃すのはまた政治への無関心に繋がり、実にもったいないとしかいいようがありません。

波及する効果の検証不足
外部リンク:YAHOO!ニュース 自民党の歴史的大勝で「食料品消費税ゼロ」はどうなる 飲食業界に与える影響は
そもそもの食料品消費税ゼロについても、選挙時は、政策として掲げないのは、反庶民だという雰囲気が蔓延していました。
しかし、選挙後になって、引用記事のように、単純な薔薇色的施策ではなく、マイナス面も無視できないという論調が強くなってきた感があります。
■0%の食料品と10%の外食に価格差が発生し、外食控えにより外食産業にダメージを与える可能性
■仕入れ税額控除が適用できなくなり中小店舗にとってはこれもマイナスに作用
■2年限定という時限政策のため、入口・出口で様々なコストが発生
何事も、表があれば裏があり、複雑怪奇です。単純な表面的な事象のみにとらわれず、複合的な思考を重ねていくことが必要とされています。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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