様々な物やサービス価格が値上がりしているインフレ下の昨今、こんなものまでが急騰していました。
メモリ
PC等で用いられるメモリです。PC自作する方にはお馴染みの必須パーツで、現在のPCメモリ主流規格は、DDR5です。自作されない方も、PCやタブレット購入時にメモリ容量は気にされると思います。
このメモリの価格推移が驚愕です。某掲示板をみてブログ主も初めて知りました。

仕手株の価格推移のようなチャートですが、今の自作PCでは標準的な32GBメモリ価格です。わずか1ヶ月ちょっとの間に、3倍ほども高騰しています。
急速に普及しつつあるAI関連の需要が高騰要因の一つとも言われています。5年ほど前に、仮想通貨のマイニング需要により、一般消費者向けGPUが品薄になり高騰したことがありましたが、それから数年後に再びこんな事態が起ころうとは、予想すらできません。
予想できていたら関連株を先回りして買うことができたのですが・・・・・・。さらにブログ主の自作PCの更新タイミングも完全に逃してしまいました。
このままだと、メモリを使用する、PC、タブレット、携帯などの電気機器は、影響をもろに受けて2026年軒並み値上がりが続く可能性があります。動向に目が離せません。
Micron Technology
外部リンク:Gigazine Micronが消費者向けメモリ・ストレージ事業から撤退、CrucialブランドのメモリやSSDは2026年2月で出荷停止
時を同じくして、DRAMの大手三社の一角Micron Technologyが、一般消費者向けのDRAMやSSD事業から撤退して、AIデータセンターなどコマーシャル分野に集約するということがリリースされていました。これ結構衝撃的です。これも一般消費者向け機器の高騰に影響するかもしれません。
自作PC愛好家にとっては高品質・安定のパーツとして知名度は抜群で、ブログ主も長い間当社のSSDとメモリを使っています。2012年破綻した日本の国策会社エルピーダメモリを買収してますので、一般にも名前を聞いたことがある方も多いはず。
こんなところまでAI関連で世の中で動いているとは、業界部外者にとってなかなか馴染みがありません。
では株価はどう動いているのかみてみると、

やはり直近急騰しています。2025年年初にこうした動きを予見して、投資できていたら、幸せな年末を迎えていそうですが、ブログ主には無理です。GPUのnvidiaは比較的早くから着目されつつせけていますが、こうした動きがいずれDRAMにまで波及すると予見できた一般投資家はいるのでしょうか。PC自作する投資家の中では極々ニッチな層ですら厳しいかと。
結局事象が発生しないとニュースにならないし、ニュースになったときは既に株価が動いた後なので、時すでに遅し。
仮に運よく先見の明があったとしても、この5年チャートの期間だけでも、株価半減の期間を何度かやり過ごさなければなりません。半減しても、自分の予想を信じて待ち続けられるでしょうか。
IT業界において、仕事の中で具に技術革新に触れている人であれば格別、一般人が外部から業界動向の詳細を把握して、さらに博士である未来図を予想して先回りすることは難しい証左ではないかと思います。しかも、投資対象は、IT関連だけではなく多種多様に及ぶため、情報量で個人が扱えるレベルは知れているのではないでしょうか。
やはり個別株投資は難敵であると思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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