偶然にも、SNSでエリクサー症候群なる言葉を知り、金融資産取り崩しについてあらためて考えさせられました。
エリクサー症候群とは
外部リンク:キャリコネ 貴重アイテムを使えない”エリクサー症候群”の心理 「溜め込むのが好き。通帳見てニヤニヤするのと同じ」という声も
50代のブログ主世代であれば、子供の頃リアルタイムで、和製ロールプレイングゲームの2大巨塔といえるドラゴンクエストやファイナルファンタジーで遊んだことがあると思います。現在でも、ナンバリングタイトルが発売され続け、昨年ですらHD-2D版が発売されている超ロングセラータイトルです。
そして、エリクサーは、ファイナルファンタジーシリーズでHP・MP完全回復の貴重アイテム。いざという時の切り札として、大切に温存するものの、結局最後まで使用せずクリアしてしまうというあるあるが、「エリクサー症候群」と呼ばれているそうです。この歳になるまで知りませんでしたが、Googleで検索すると無数に話題がヒットします。
ブログ主もまさにこのタイプだったとハッとしました。エリクサーがなくなって将来不安になるのは嫌なので、根気強く余裕を持ってレベルアップすることを第一にプレーし、エリクサーは、お守りとして結局一回も使わずクリアに至ることがほとんどでした。直近FF7やFF15をプレーしたときもまさにその通り・・・・・・・。
資産取り崩しの抵抗勢力
エリクサー症候群と資産取り崩し
資産運用では、出口戦略としてテクニカル面で何%ルールだとか、定率・定量どちらかとか話題になるのが定番ですが、心理面も侮れません。
取り崩しが難しいとされる心理面の抵抗については、行動経済学で言う損失回避や、保有効果、メンタルアカウンティングなど人間であれば多かれ少なかれ、本来的に有している非合理的な認知の歪みの影響だと理解していれば、合理的思考で克服は可能とブログ主は、漠然と考えていました。
しかし、今回、「エリクサー症候群」に触れてハッとしたのは、たかがゲームの世界ですら、出し惜しみ、温存の強い傾向があるブログ主が、現実世界で金融資産を冷静に取り崩していけるのだろうかと我に返ったことです。
日本人の不安因子
外部リンク:新潟市医師会 日本人と不安
この記事のように、日本人は人種的に不安を抑制するセロトニンと呼ばれる脳内ホルモンが不足しやすい=不安を過度に感じる傾向があると言われています。
これも、エリクサー症候群の一因の可能性があります。貯蓄して使わない傾向の日本人と、借り入れも利用して消費に走る傾向のアメリカ人がしばしば対比されることをみると、あながち間違っていないかもしれません。
認知機能の衰え
取り崩しが老後資金の場合、こちらも侮れません。証券会社へアクセスして銀行へ出金したり、パスワードを管理したりすることができなくなったり、億劫になっしまう潜在的な可能性があります。昨年末辺りから不正アクセス対策でパスキーに寄るログインが導入され始めましたが、このような変化にいつまでついていけるか・・・・・・。
さらに、それ以前に、感情の制御機能が衰えて、目先の下落に過剰反応して非合理的な売買をしてしまうリスクもありそうです。
収支の把握
これはブログ主だけの固有の事象かもしれませんが、株式などの金融資産を換金して使ってしまうと、投資元本あたり累計損益が不明瞭になることが嫌です。
株式投資を初めて現在に至るまで、証券会社から出金していないため、これまでずっと投資元本と累計の損益は、各商品毎、トータルともに、労せずして一目瞭然なのですが、これが出金によって崩れると、株式投資のこれまでの歩みが見えなくなるようで相当抵抗があります・・・・・。
自分の労働所得に関しては、生涯トータルは全くわかりませんし気にもならず、銀行口座からランダムに出金することに全く抵抗はないのに、こと株式投資に関しては収支を明瞭にしておきたい、出金したくないという、同じ金融資産にもかかわらず逆の心理状態に陥るのは、何故なのかまだ自分で理解できていません。
どうすべきか
株式資産を取り崩すのはまだ先の話ゆえ、あれこれ考えるのは無駄かもしれません。しかし、「エリクサー症候群」に関しては、所詮ゲームであり何度でもやり直せるので、ためらわず使ってみることも何かのきっかけになるかもとふと思い始めました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


コメント
この心理はエリクサー症候群と呼ばれていたのですね。
人生をDie with ZERO で設計するには、克服出来なくても強く意識したいと思いました。
出金による不明瞭の件、気持ち分かります(笑)
一方でいつか越えなければならない壁と思いますので「うぉー」と叫びながら出金ボタンをポチって終止符を打つのはどうでしょうか(笑)
コメントありがとうございます!
全く自分の判断やタイミングが入っていない特定口座での積立投資分、これが最も心理的障壁低いので、まずはこれからと思ってます(笑)。