金利上昇に伴い、個人向け国債の適用金利が上がり続けています。現状、金利が得られる他商品と比較して立ち位置を確認しておきます。
個人向け国債変動10
外部リンク:日経新聞 高金利時代の個人向け国債 「変動10年一択」に変化
2月発行の個人向け国債変動10の適用金利は、1.48%でした。リンク先記事では、
■金利上昇局面では、債券は預金と比較して、債券金利の上昇に敏感
■これまで、変動10一択であったが、金利が逆転している5年固定や新窓販国債も選択肢に入りつつある
と、結論づけています。このように複数の選択肢を検討するとは、一昔前では全く予想できない状況です。2023年ですら、0.05%の下限張り付きから、0.43%へと上昇しただけで驚いていたのが、はるか昔のように思えてきます。
ただ思うのは、個人向け国債変動10は、このような金利の変化にも、半年間でしっかりと追従してくれることと、1年経過すればいつ解約しても、直近の金利分放棄のみで、金利の影響を受けず元本相当は確保できるという個人にとっては大変ありがたい金融商品であることは、論を待たないと思います。
勿論、引用記事のように国債内で拘束期間とリスク、金利を天秤にかけたり、社債やネット銀行の特別金利を追いかけたりして、より有利な運用を模索するのもありですが、株価同様に金利水準も先読みはできません。膨大な手間暇がかかり、かつ運次第のタイミング任せとなってしまいます。投信を利用すれば信託報酬を中心としたコストも無視できません。
対して、個人向け国債変動10は、何もせずとも、10年間にわたり、確実に市場の長期金利×0.66%の利金を確保でき金利変化に追従できます。この市場追従性は、株式のインデックス投資に通ずるものがあります。さらに、保有期間中のコストはかかりません。
資産運用を全世界株式インデックスを中心とすれば、個人向け国債変動10は、全く異なった性質を持つ無リスク資産でありつつ、共通点も有するシンプルかつ最強の組み合わせと言っていいのではないでしょうか。
周辺商品との比較
資産運用を全世界株式インデックスとしても、日々の生活や待機資金等からも手間のかからない範囲で資産は有効活用したいもの。現在の金利水準において、個人向け国債変動10と比較で、周辺商品を確認しておきます。
1.短期待機資金・無(低)リスク資産
| 利回り | 注 | 備考 | |
| 個人向け国債変動10 | 1.48% | 1年利回り | 1年で解約すると0 |
| 定期預金金利 | 0.4%~ | 〃 | メガバンク |
| 普通預金金利 | 0.3% | 〃 | 〃 |
| MRF | 0.667% | 〃 | 楽天証券(2/19-25平均) |
2.金融資産の活用
| 利回り | 注 | 備考 | |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0175% | 投信マイレージ | SBI証券 |
| 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.017% | 投信残高ポイントプログラム | 楽天証券 |
| 貸株金利 | 0.1%~ | 銘柄による | NISA口座対象外 |
| クレカ積立 | 0.5%~ | 拠出時1回 |
3.出金時
| 利回り | 注 | 備考 | |
| クレカポイント等 | 0.5%~2% | 出金時1回 |
こうして俯瞰してみると、金融資産に有効活用において、投信ポイントやクレカポイント等は、個人向け国債変動10の利率が最下限0.05%の頃からほぼ変わっておらず、当時は魅力的に見えた水準も、現在の個人向け国債の金利水準からは、相対的に見劣りします。
もちろん活用できるものは活用し、漏れなくいただきたいですが、現在の金利水準であれば、各社の細かい利回りを気にするメリットは大きくなく、部分的にでも、余裕資金を国債で運用した方が効率は良さそうです。
ブログ主個人的には、出金時において条件さえ満たせば2%の現金キャッシュバック特典を受けられるSony Bank WALLETは、1.48%の利回りの個人向け国債変動10と合わせて、今現在においても、資産運用においてなかなか侮れない存在だと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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