2024年度は、年初より心を痛める大災害や事故が続き、今なおご苦労されている方が多数いらっしゃいます。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げたいと思います。このような状況下でフェイク情報やさらには、災害をただの自らの主張の手段としてしまっている言動に触れることは残念でしかありません。
偶然に見る必然
以下の事実をみて何を感じられますか。一見なにか意味があるのでは・・・・・・。見えない力が存在する??
1.年末年始の「16」の呪い
令和6年1月1日=611
12.31紅白歌合戦けん玉「16」番失敗
1.1能登半島沖地震「16」時6分発生
1.2日本航空5「16」便炎上
1.3小倉火災 住所16号
1.4秋葉原駅(駅番号H16) 傷害事件
2.大災害は末尾6分に発生する
1.17 5時46 阪神淡路
9.11 21時46 同時多発テロ
10.23 17時56 北中越
3.11 14時46 東日本
4.14 21時26 熊本
6.11 16時06 北陸
3.北陸地震は予想されていた
外部リンク:ヤフー知恵袋 9.11 3.11 の次は6.11
11や6になにか意味がと感じてしまいがちですが、ランダムな事象に秩序を求めたがる人間の習性でしかありません。人面岩やランダムな文様に浮かび上がった人間の顔などよく話題になります。これらと同じです。無数の事象から、後付で辻褄の合う数字を拾っているだけです。
言動の恐ろしさ
ワクチン、味の素、人工地震、政府の隠匿など、平時でも突拍子もない言動に触れることは多いです。結論ありきで、有象無象の事象からもっともらしい見た目の言説を作り出すのは容易ですし、現代は誰しもストレートに情報発信が可能です。加工も取捨選択も自由自在です。
真実ではない言動で、人間の尊厳や財産、生命へ危機が及ばないよう細心の注意を払うことが必要です。
不安に漬け込む
地震や事故などの非日常的なことが発生すると、科学的根拠基づいて論理的に説明するのではなく、誰もが回避したい恐怖や不安を煽り感情に働きかける扇動的言動が横行します。
恐怖や不安状態から開放されたいのは、人間の本能であり、危機が迫っているときは、時間の猶予がないため、時間をかけた論理的思考より、即効的な根拠のない憶測、推論、連想ゲームに依拠してしまいがちです。地道に地質学を学習するよりも、陰謀による人工地震を信じることは遥かに楽ですから。
行動経済学でも、人間は本能的に利得より損失を強く認識していまい、過剰反応してしまうことがよく知られています。
不安がまん延するときは、こうした人間の特性に付け込み、何か別の意図を持ち意識的に、もしくは自らの不安から無意識的に、本能に揺さぶりをかけてくる言動が特に増えます。くれぐれも惑わされないようにしましょう。
視点を変えて、資産運用をみると、資産運用はある意味、ランダムな上下を繰り返すため、常に不安をともなう非日常とも言えます。上がれば持たざるリスク、下がれば持っているリスクと・・・・。
「断定します」「何度でもいいます」「これに気付かない人はやばい」といった枕詞とともに、「老後2,000万円」「年金危機」「インフレ」「格差」などキャッチーな言葉を駆使して、不安を煽り、意図しない資産運用に誘導されることが日常茶飯事です。自戒を込めて本当に気をつけましょう。
ネタ動画
怪しい言動はネタとして笑い飛ばすのが一番です。ブログ主のお勧め「握手の鬼」さんからです。他の動画もひねりの効いたユーモアで溢れていて楽しいです。しかし、現実の国会討論と既視感あり笑い話で済まされない・・・・・。
葬送のフリーレンに登場する魔族の言葉も考えさせられます。
最後までご覧いだきありがとうございました。
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