相場が軟調な中、本日は、世間一般には認知度の低いであろう投資の日です。世間話の中で今日何の日か知っていると聞いてみて答えが返ってくる可能性はまずないでしょう。
日本証券業協会
証券会社の業界団体です。一般消費者向けには、金融庁、日本証券取引所などと同様に関連知識の啓蒙活動として、各種セミナーの実施やHP上でコンテンツの提供がなされています。
その証券業協会が、1996年に本日10月4日を語呂合わせで(とうし)投資の日と定めています。
本年度のコンテンツ内では、岸田首相や鈴木金融担当大臣、植田日銀総裁などそうそうたるメンバーによる、証券投資の日MESSAGEが掲載されています(ただし、10.4 9:30時点では一部未掲載)。
ユニークな点は、各機関のトップと全くもって並んで、優待の人桐谷さんのMESSAGEが掲載されている点です。
こんなバランスでいいの??とちょっとした驚き。これを見るだけでも、ネタになると思います。このメンバーの中での桐谷さんのブレなさ度は異色を放っています。
外部リンク:日本証券業協会 10月4日は「証券投資の日」
投資の日に投資を考える
証券業協会のホームページでは、以下のように問いかけられています。
「証券投資の日」に際して、各界を代表する著名な方々より、皆様にメッセージをいただきました。「証券投資の日」をきっかけに、皆さんも『証券投資』について考えてみませんか?
出典:証券業協会のホームページ
個人的には、投資は考える必要はなく全世界型の株式インデックスに投資してできるだけ長い時間そのままにしておき、その間は上下に変動する様子見て楽しむだけにして、何もしないぐらいで丁度いいという考えです。
とはいえ考えてみませんかということなので、日本証券業協会のHPをみて今回考えてみたのは以下2点です。
そろそろフラグか
7月31日より、投資未経験の若者向けに、タレントの丸山礼さんを起用して「#投資そろヤバ」という広報活動が展開されていました。靴磨き少年の話は有名ですよね・・・・・・。
証券業界は前のめり
ずっと昔から言われている「貯蓄から投資へ」。個人的には証券投資にもっと目を向けるべきだということには全くもって賛成です。
ただ、業界の方々のスタンスの中にはそれだけではないものを感じることがあります。今年は特に新NISAを翌年に控えています。恒久非課税! 枠の復活! 枠拡大! 成長投資枠!投資しないと損だ と耳に心地よく響くセールストークには事欠きません。しかし、投資の本質は何も変わりません。売りたいがための使命感を全面に出された前のめりな言動には惑わされないことが大切です。下記の業界のイメージキャラとうしくんみたいな感じで充分です。
今回も、業界団体の会長の方々のMESSAGEを拝聴してそのようなことを考えました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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