[雑感]実験的FIRE1周年

雑談

早期退職して転職活動しつつではありますが、昨年9月末付で早期退職したので、実験的なFIRE生活を開始してちょうど1年経過しました。自分なりに1年間を経験した感想です。

1年前の最後の退社日

冒頭写真は、最終出社を終えての帰宅途中の風景です。振り返ってなにか感じるかなと、記念に残して置いたものです。27年半の会社員生活の一区切りで最後の退社。当時は、高揚感や達成感はたまた将来への不安感といった感傷的なものは全く無く、普段と変わらないものでした。

転勤族の方ならわかると思いますが、転勤前後は、業務の引き継ぎから各所への挨拶、送別会、事務手続き、引越関連の膨大な作業に追われ、ただ時間が過ぎていくだけで、思ったことや日々の生活があまり記憶に残りません。早期定年退職も全くもって似ていてそんな感じでした。

サラリーマンあるあるですが、空が明るい時間に退社することは、長い会社員生活でも、指折り数えるほどしかなかったため、今日はまだ空が明るい!と思ったことだけはよく覚えています。

今見てみても、当時住んでいた静岡懐かしいなあという思いは強いものの、定年退職については当時と変わらず、思うことはあまりなく既に忘却の彼方といった感じです。

1年間の実生活はこんな感じ

各種手続きに忙殺される

退職後は、厚生年金から国民年金への切替、確定拠出年金の個人型への移管、健康保険の任意継続手続き、ハローワークへの登録と失業保険の給付手続きと求職活動、外国所得税の還付申告、年末調整のための確定申告、転居に伴う住所変更、給与所得が失くなることによる振替口座の変更や資金移動などなど、初めての手続きが目白押しで、予想通りに大変に感じました。

手続きについての備忘

手続きを備忘録的に

転居先のインフラと荷物の整理

ブログ主の場合、退職とともに転居しました。会社員時代は時間がなく、10年、20年単位で未開封のダンボールもたくさんあり、まずはこれを整理しました。長年使わない家財も売却できるものは、すべて売却して現金化し、売却できないものは、処分場へ持ち込むことで、生活基盤の再構成を図りました。これは多大なロードと時間を要しましたがとてもスッキリしました。

無収入下での複数回の高額出費

給与収入がないという未経験の生活下に関わらず、退職翌年の住民税、年初一括で払う健康保険任意継続保険料、国民年金保険料は、いずれも、一度に数十万と、非日常的な出費でした。あわせて失業保険の給付終了など含めて、これらが一旦落ち着いたのは、9月末退職で、翌年の6月と9ヶ月目でした。

予め見積もって用意していました。退職する場合、これは確実に準備が必要です。

がん検診陽性

精密検査の結果事なきを得ましたが、こういうことも想定しておく必要があるとあらためて思いました。

心理面

ブログ主のような50代中高年男性を前提とすると、世間一般の感覚だと、仕事をしていること=常識、仕事をしていないこと=非常識 だと思います。

ブログ主は、労働形態も含めていかなる生活をするかは個人が自分で判断すべきことで世間は関係ない、そもそも世間って何?と思っています。ただ、自分で選択している「無職」であることに、心理的には引っかかるところがありました。先々月パトカーに追いかけられたときもそうでした。それでも、1年間は、資産取り崩しで実際に全く問題なく生活できたことから、日々気にならなくなってきています。慣れの問題で時間が解決するかなと思っています。

日々の生活

日々の掃除・洗濯・炊事など家事全般に時間を割きつつ、知人のサポート、趣味のラーメン店巡りや、小旅行、軽登山をおこなってることが多いです。

サブブログ:https://local.lifemonogatari.net/

資産運用

早期退職前からのNISAとiDeCoでのつみたて投資の継続と、個別日本株の数社の銘柄入替え以外は特に何もしていません。1年経過時点で、株式資産と円預金・国債資産の比率は、65:35ぐらいになっていて、退職後の資産をスタート0とすると、総資産のブレは、-900万から+1800万円までありました。

株式に多くを振り向けているため、上下に大きく動くことは想定内かつ、生活費は円預金から定額を取り崩しているため、実生活には影響ありませんでしたし、今のところ全く気にもなりません。

しかし、将来的に株式資産を取崩するフェーズになるとなんとなくですが、資産の上下が結構気になるかもと感じています。

1年間の総括

最初の1年は、退職関連手続きが多く、かつ転職活動も並行したまさに、実験的なFIRE生活でした。しかし、ブログ主にとっては、人生の主導権を自分に取り戻したと言える大変充実した1年でした。1年間だけではありますが、資産取り崩し生活が当初の計画通り機能することが、確認できた点も大きいです。

それから、時間がすぎるのがとても早いように感じます。土日や年末年始があっという間に過ぎ去る感覚が1年続くような不思議な感じです。

兎にも角にも、1年ぐらい経過すると生活が全般的にかなり安定し、軌道に乗ってきたことを実感しています。これからも、さらに充実した生活ができるよう思考を巡らせ、試行錯誤していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. yoshi より:

    人生の主導権を自分に取り戻したと言える大変充実した1年だったと言えるならよかったです。