[雑感]「人気のオルカンにも死角あり! 投資先は米国株に集中 」????死角ではない!

雑談

様々な角度からオルカン一本に異議を唱える記事を目にします。以前紹介した、「米国株集中だから分散になっていない」と同趣旨の記事がdmenuマネーに掲載されていました。

記事概要

外部リンク:dmenuマネー 日本人の外国株買いが1.2兆円超え!新NISAでオルカン購入、初心者の注意点

人気のオルカン・S&P500だが、注意点も当然ある。特に米国株の下落リスクだ。

商品名称に“オールカントリー”とあるが、1月末時点でのポートフォリオ米国株が約63%、日本株が約5%、新興国が約10%と米国株に大きく偏っている。リスク分散投資のつもりで買っている人は見落としがちなので注意したい。

日本人が米国株に投資をする場合、円安が反転し、円高になったときは円換算で損が広がる。もし円高になれば日本株のパフォーマンスのほうがよくなることもありえる。

NISAは長期の資産形成のための投資制度で、特に「つみたて投資枠」では、上がっている市場を飛びついて買うよりも、安いところをしっかり投資することの効果が大きい。

オルカンとS&P500へ投資を集中させることが、長期運用という目線で分散投資したことになるとはいいにくい点には注意したい

日本人の外国株買いが1.2兆円超え!新NISAでオルカン購入、初心者の注意点

米国株偏重の何が問題か

究極のリスク分散の結果、全世界の株式を時価総額加重平均で保有するのが、オルカンです。その結果、たまたま現在アメリカ株の比率が高いに過ぎません。「63%・・・大きく偏っている」と述べられていますが、裏を返せば、アメリカ以外日本も含めて37%も保有しています。

出典:Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2023 HighLight

国別・業種別・企業別に世界の時価総額は流動的です。

出典:Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2014 P37

約10年前の2013年度末は、アメリカ株の世界の時価総額に占める割合は、48%に過ぎませんでした。常に流動的な国別・業種別・企業別の時価総額割合をインデックスは反映して変化し続けます。これを分散と言わずして何というのでしょうか・・・・。

ちなみに、ちょくちょく目にする引用している時価額推移のグラフは、ロンドンビジネススクールが元ネタです。昨年AT1債で問題になりUBSに吸収されたCredit Suisseが、毎年Global Investment Returns Yearbook を公表しており、こちらで引用されているものを確認することができます。

実際に、オルカンの採用するインデックスであるMSCI ACWIの円換算での40年間の推移をみると、以下の通り、為替の変動にも関わらず、長期では右肩上がりです。

MSCI社DATA-SEARCH 日本銀行時系列統計データ検索サイト より、ブログ主作成

過去記事

予想不能

記事では、さらっと、分散対策?として、円高になれば円換算で日本株が有利になる可能性や、安いところをしっかり投資することの効果を述べています。

しかし、円高と株価の影響は無論のこと、いつ安いかなど、誰にもわかりません。

オルカン一本だと記事ネタに困るためか、初心者の盲点と銘打って、高配当不動産reitが登場したり、インドをはじめとする新興国が登場したり、はたまた本記事のように、アメリカ集中だから死角ありとか何かとノイズに遭遇することが多いです。オルカンは、これらすべて既に投資対象に含んでいます。

ブログ主のようにネタとして楽しんだり、趣味的に運用する変わった人以外のオルカン投資家は、新NISAの枠を優先的に埋めて長期的な果報を寝て待てば十分ではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

関連記事1-オルカン+高配当?

関連記事2-オルカンは分散投資ではない?

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