先日記事にした楽天モバイル債の償還にあわせて次の運用先候補を調べていたら結構世界が変わっていました。
代替候補
個人向け国債変動10
最有力候補の個人向け国債は、今月発行分の税引前利回りが1%台に乗ってました。

ブログ主がよちよち歩きで実験的FIRE生活に入った頃、僅か2年前なのに、0.43%で驚いていたのに、倍以上です。
楽天マネーファンド
マイナス金利政策てせ軒並み姿を消した短期公社債で運用されるMMF,MRFが、楽天証券で復活しています。先日公表された直近利回りが0.448%。2年前の個人向け国債変動10並の利率です。個人向け国債変動10だと中途換金時に1年分の利金相当が控除されるため、数年内の短期待機資金なら、こちらも魅力的に感じます。

楽天カードマン債
以前にも発行されたふざけたネーミングの債券がモバイル債の償還に合わせたかのごとく、発行されます。未来の〇〇とか、〇〇の卵など怪しい愛称付きの投資信託はよくありますが、社債をこの愛称で起債するとはいつもながらぶっ飛んでいると思います。

ブログ主個人的には、モバイル債で個人向け社債は懲りているため、二度とこの手の個人向けの社債には手を出さないと思っていたのですが、1年でこの金利なら、ちょっと考えてしまいます。でも冷静に考えれば、下限で発行条件確定なら、個人向け国債変動10にわずか0.5%ほどだけの上乗せであり、発行体のリスクに見合っている水準なのかとも思いますが。
後1週間あるので、これらのどれかに償還金を当てようと思案中です。
実質的にはまだマイナス金利
外部リンク:ロイター コラム:日銀の実質金利は大幅なマイナス、市場のストーリーと裏腹
記事内で指摘されていますが、金利が上がって個人の円預金の運用先が広がっているようにみえますが、まだインフレ調整後の日本の実質金利はマイナスで円預金の実質価値は減り続けているのが現実です。
とはいえ、短期待機資金を株式で運用すれば、使うときにインフレによる円預金の減価など可愛らしいぐらいの大幅な価値減に遭遇する可能性があるので、ブログ主は躊躇してしまいます。
国の政策は直接的には、個人では如何ともしがたいため、僅かでも有利な手段は漏れなく使って、実質的な価値の減少を影響を小さくするしかないです。
そもそも資産運用も国家が安定していることが、大前提です。保有資産が将来にわたって価値保全できるようしっかり考えて選挙権を行使したいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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