[雑感]キオクシア株に学ぶ

雑談

上場来高値からわずか1か月弱で半値になったキオクシア。当ブログでも、1ヶ月前に取り上げたばかりなので、本当に、株式市場のスピード感には驚かされます。ここから得られる教訓はないか確認しておきます。

個別株の値動きは大きい

外部リンク:Yahooニュース 【最高値からわずか1か月で半値に】「キオクシア・ショック」急落の本当の要因と特許侵害訴訟の影響 AI・半導体関連の調整を的中させた資産10億円超の凄腕投資家が読む“相場の先行き”

それほど頻出ではありませんが、個別株はやはり、上下ともに値動きが大きいことを再認識する出来事だと思います。

出典:三井住友DSアセットマネジメント コロナショックとリーマンショックの⽐較

株価半値は、世界中の金融市場を揺るがしたリーマン・ショックの際の世界株の下落幅に匹敵します。リーマン・ショック時はインデックスに半年間に起こったことが、わずか1ヶ月で現物の個別株に起こるわけですから、いかに大きな下落かわかるものです。

こんな短期間で景色が一変することは、ブログ主個人でも何度か経験していますが、実際に目の当たりにすると、やはり凄いなと感嘆してしまいます。なかなか個人で対処できるものではないと実感します。

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予想は難しい

注目されているだけあって今後の、株価の見通しについて様々発信されています。しかし、結論は、
1.一時的調整であり、絶好の買い場
2.大暴落の序章にすぎない
3.しばらくはBOX相場

の3択に集約されるだけです。根拠の有無かかわらず、3割の確率で当てられます。はずしても、前提条件が変わったとか、想定外の事態が発生したとか、後付で理由はいくらでも付けられます。歴史的に株式市場でずっと見続けている定番の光景です。

前掲のチャートのように、2020年のコロナショックの頃は、2009年のリーマンショックとの類似性がしきりに強調されていたのは記憶に新しいと思います。

しかしながら、御存知の通り、コロナショック時はリーマンショックとはまた異なる株価推移となりました。

税金の問題

それでも、安く買って高く売れる。高値と判断したら売って、下落を待って再参入すれば効率的に利益を得られると思いがちです。

しかし、特定口座の利益には所得税・住民税等20.315%の税金が徴収されます。NISAであれば非課税ですが枠が翌年まで復活しないので短期の繰り返し売買には使いづらいです。この税金が大きいです。

購入額利益率時価税引き後手取り買い戻しに必要な下落幅
100万100%200万約180万-10%
100万50%150万約140万-7.3%
100万20%120万約116万-3.4%

このように利益幅が大きいほど売却時に税金も大きく控除されるため、売却時から相当程度株価が下落しない限り、同数の株式を買い戻すことは不可能です。

天井・底値の判断すら困難極まりないのに、さらに、税金分ハンディーも負うことになるため、より難易度は高度になります。

現行20%の税負担は大きいです。個人向け国債で換算すると10年分の利金相当です。

ブログ主個人としては不確実なタイミングに賭けるよりも、課税の繰り延べの効果を享受し続けることの方も念頭に置きたいです。上記の100万円で購入の株価を倍で売却した場合即座に20万円手元からなくなります。逆に、株価の変動を考慮せず単純換算で、この20万円を手元に置いたまま長期運用すれば20万相当からさらに運用益を積み増すことが可能になります。

NISA+全世界

キオクシアを見ると、個別株投資は、短期間で数倍になる夢のある投資に見えますが、個人の目に留まってからの参入では扱いはなかなか難しい事がよくわかります。

やはり個人では、個別株は趣味的に楽しむ程度に留め、主役はNISA枠を全世界株式インデックスで埋めることを優先すればいいように思います。派手さは皆無でも、全滅の可能性も減らせます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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