[運用全般]インデックス投資読むべき3冊(応用編)

資産運用

インデックス投資を続けていくうえで役に立った書籍を紹介します。いずれも直接、投資とは関係しませんが、インデックス投資のバックボーンともなりえる知見であり、長期投資を支えてくれると思います。ここで紹介するのはブログ主が投資を始めた頃読んだものでいずれも古いですが、投資や社会人生活でこれ以上なく役に立ち、今でも物事を理解する際のベースとなっているものです。

「みんなの意見」は案外正しい

「集合知」について書かれた書籍です。一人の専門家より、多様性と独立性を備えていれば、大衆の出す見解の方が正しいことが多いという概念を示しています。社会体制における自由主義と民主主義の基本理念そのものです。投資との関連では、過去のスペースシャトルの事故の際の株式市場の動きが紹介されています。株式の価格形成やインデックスは、究極の集合知ですね。投資のみならず生活のあらゆる場面での意思決定を理解する上で、本書籍で提示されている概念は、素晴らしい視点を与えてくれます。是非ご一読ください。

イノベーションのジレンマ

業界を支配する巨大企業が、その優れた企業戦略ゆえに滅んでいくジレンマを分析、開設する書籍です。著名な亡経済学者による20年以上前のビジネス本ですが、本書が提示する概念は、現在おこっている事象も、見事に説明します。企業ビジネスのみならず、個人の生活レベルにも落とし込みできますし、国家の盛栄にもあてはまります。日本が現在陥っている状況もまさにこの状況といえるのでは。現在でも必読書です。本書を読めばインデックス投資の優れた一面がわかります。

行動経済学 経済は「感情」で動いている

人間の意思決定は、合理的ではなく認知のゆがみに基づくことがあるという行動経済学の基本について網羅的に解説した書籍。類著はあまた存在していますが、本書がシンプルでブログ主の印象に残っていますので紹介します。人間も生物である以上、思考をショートカットしてエネルギー消費を押さえたり、即断して生命の危機を脱出したりする必要があります。利得より損失を強く感じることは生命維持のための本能でしょうか。野生時代と異なり現代社会ではこれらが反射的に非合理的な決定に導いてしまうデメリットを生じてしまうケースが発生します。行動経済学の知見は現代社会を生きる上で必須です。

コメント